2026年4月8日、Amazonのホームセキュリティブランド「Ring」より、日本限定発売となる新製品「Ring 防犯ドアホン プロ」が発表されました。
本製品は、従来のドアホンに「4K高画質防犯カメラ」と「サイレン」を統合した画期的なスマートセキュリティデバイスです。同日に提供が開始された新機能「顔なじみ認識機能」の詳細を含め、発表会で明かされた本製品の魅力と特徴をレポートします。
なお、LIVING TECH協会では、「人々の暮らしを、テクノロジーで豊かにする」という理念のもと、製品発表会や体験イベントにも参加し、暮らしをより便利で快適にするプロダクトやサービスの魅力を発信しています。
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これからも、企業の新しい挑戦と生活者のよりよい暮らしをつなぐ活動を進めてまいります。
Ring史上初!日本の住宅環境に合わせた「Designed for Japan」
2013年にアメリカで創業したRingは、2022年4月に日本に初上陸し、ドアベルや屋内外の防犯スマートカメラを展開しています。世界150か国以上で販売されているRingですが、今回の「Ring 防犯ドアホン プロ」の最大の注目ポイントは、Ring史上初となる「Designed for Japan(日本向けデザイン)」をコンセプトに開発されたという点です。
同じく4月に発表された最新モデルのFire TV Stick HDにも、日本独自の機能が設けられました。アイロボットからも日本オリジナルのコンパクトな「ルンバmini」が登場しましたが、日本オリジナル製品や機能がリリースされるというのは、日本のスマートホーム業界においても大きなニュースです。
今回の新製品、具体的にどういった部分が日本向けかというと、JIS規格(Japan Industrial Standards)に準拠し、日本の標準的な2線式インターホン用の既設配線(JIS1個用スイッチボックス)に適合するように設計されているという点です。戸建て住宅においては、既存のインターホンを取り外し、そのまま置き換えて設置することが可能です。
集合住宅に関しては、消防法の観点で、エントランスのオートロックがある物件では、自動火災報知設備の連動が必要であるため、本製品の利用が難しいのですが、オートロックのない集合住宅で、専有部の取り扱いであること、もしくは管理組合等の承認があれば取り換え可能な場合もあると思います。



創業者の着眼点

今回、Ringの創業者であるジェイミー・シミノフ氏自ら来日し、この日本市場向けの新製品の発表にあたり、想いを述べました。日本向けの製品の開発のきっかけは、旅行で京都の竹林を訪れた際、美しい家々を通り過ぎる中で古いインターホンに目が留まったことだそうです。
調べてみると、日本の住宅の90%にインターホンが設置されているにも関わらず、近年のテクノロジーの進歩以前に設計されており、アナログな作りのものが多いことに驚いたそうです。今や、日本の人口の3分の1が65歳以上であり、多くのシニアや高齢者の単身生活も多く、離れて暮らす家族とのコミュニケーションや、訪問販売詐欺、侵入、強盗などの事件が増加していることもあり、防犯面での課題もあります。
「忙しい共働き家庭の増加や、家族と離れて暮らす高齢者の増加など、日本社会が直面する見守りや防犯の課題に対して、少しでも解決の一助となることを目指した」とコメントしており、日本のライフスタイルに寄り添った製品であると強調しました。
ただのインターホンではない防犯機能を備えたモデル:4K高画質とサイレン機能
単なる来客対応にとどまらず、強力な防犯対策機能が詰め込まれているのも本製品の特徴です。

主な機能
- 4Kの高画質と広角レンズ:830万画素、10倍ズームに対応する4Kビデオ搭載。水平・垂直ともに140度の広角レンズを採用
- 3Dモーション検知:センサーが玄関回りの動きを検知し、スマホにリアルタイム通知
- ナイトビジョン:高度な画像処理で夜間でも鮮明な画像
- ライブ映像と双方向音声:外出先でスマホから訪問者とリアルタイム対応が可能
- サイレン機能:遠隔操作でスマートフォンアプリからドアホンのサイレンを30秒間鳴らして警告できる
- ビデオ録画:有料のサブスク登録で、録画データの保存・共有、24時間ノンストップ録画等の機能が使える
中でも特徴的な機能のひとつは画質です。従来の日本の標準的なインターホンのカメラ画素数は約20万画素で、高画質なモデルでも約200万画素程度といわれています。これに対し、Ring 防犯ドアホンは約830万画素の高画質を搭載し、10倍ズームに対応した4Kモデルです。
さらにユーザーにとってのメリットは、広角140度のレンズのため、上下左右の視野が広いことです。デモ画像でも、床に置かれた置き配の荷物まで確認できる視野が確保されているので、置き配の状態確認ができます。遠隔対応ができる環境の場合であれば、画面に不審者が映った時にアプリから通知が来て、置き配が盗難されそうであればアプリからサイレンを鳴らして撃退することも可能です。
誰が来たか一目でわかる新機能「顔なじみ認識機能」
本体機能のスペック進化のみならず、大きなソフトウェアアップデートである「顔なじみ認識機能」も発表されました。

今までは、スマートカメラによる通知は「人が検知されました」という定型文がほとんどでしたが、この新機能を使うと「玄関でお母さんが検知されました」といったように、誰が来たかを名指しで通知してくれるようになります。特に共働きで、お子さんの帰宅がスマホを開かずに通知でわかるのは安心です。お子さんから連絡させずとも帰宅がわかる安心感は便利な機能として期待されます。
ちなみに、Ringに映り込んだ人物を、アプリ内の「イベント履歴」や「ライブラリ」から、名前を付けることが可能です。家族だけでなく、顔なじみの配達員さんや、シッターさん、訪問介護の担当者などを登録すれば、その名前で通知されるので安心です。最大50名まで登録可能です。
この機能はデフォルトではオフになっており、ユーザーの同意のもとで動作します(オプトイン方式)。映った顔データは暗号化され、30日以上検知されなかったプロフィールは自動的に削除されるなど、セキュリティ面にも細心の注意が払われています。
住宅市場への展開
また、ビジネス的な戦略も同時に発表されました。従来のRing製品は、大手家電量販店などの店頭で販売されており、今回の防犯ドアホン プロも家電量販店で扱われますが、「インターホン」という電気工事が必要な「住宅設備」でもあるため、全国の住宅メーカーへの提案やディストリビューター連携を進めており、10社のローンチパートナーが紹介されました。これらの動きにより、工務店やハウスメーカー等の住宅事業者への供給体制を構築しつつ、新築住宅に採用される予定とのこと。


価格と発売日について


「Ring 防犯ドアホン プロ」の価格は54,900円(税込)。2026年4月8日よりAmazon等で予約受付が開始され、4月22日より出荷開始となっています。
なお、本製品はAC100V直結式となるため、取り付けには「電気工事士」の有資格者による配線作業が必要です。ご自身で工事ができない場合でも、Amazonにて出張設置サービスを利用できる体制が整えられています。また、Echo Show 5と一緒に購入すると合計金額から6,880円割引になるキャンペーンも実施されています。(商品出荷時に配信されるメールで割引の案内があるようです。)

スマートドアホンのメリットは?
上記でご紹介したスペック的な機能はもちろんユーザーメリットですが、インターホンをスマート化する一番のメリットは、従来は「室内モニターを設置している場所までいかないと応対できない」という点で、これは生活する中でかなり制約度が高い行動になります。
料理などの家事をしていて両手が離せないタイミングでインターホンがなったとき、急いで手を拭いたりして応答しようとしても、一歩間に合わず切れてしまったりした経験もあるのではないでしょうか?
しかし、スマートドアホンにすることで、来客が来たことがわかるだけでなく、手が離せなくてもAmazon Echo Showシリーズがあればモニターで表示され、音声で応答することもできますし、スマホを持っていればスマホで応対もできます。また、Fire Stickシリーズのスマートホーム対応モデルであれば、視聴中にも通知がきて応対も可能なので、家の中の違う場所にいて違うことをしていてもスムーズに応対できるようになることです。
良い点
- 戸建住宅などで既設のインターホンを置換して設置できる
- 既存のインターホンにはない高画質と防犯機能
- スマホやAmazon Echo Showで応対できる
- 顔なじみ機能により、通知で誰が来たかわかるので安心
- Amazonで購入すれば、自分のアカウント連携されて手軽に使い始められる
留意点
- 室内用のチャイムはあくまでも通知用のみで応答できない(Amazon Echo Showシリーズとの併用や、スマホアプリでは対応できる)
- 電気工事士の資格がないと自分でDIY設置はできない(Amazonで購入すると出張設置サービスが110円!※期間限定の可能性あり)
- オートロックつきの集合住宅には対応していない
- 夜間のカラー映像は別途照明による一定の照度が必要
- 駆け付けサービスが付帯されているわけではない
まとめ
「Ring 防犯ドアホン プロ」は、日本独自の住宅事情に最適化された設置性と、4K画質・サイレン・顔なじみ認識という最先端のセキュリティ機能を兼ね備えた、まさに次世代のインターホンと言える先進的なドアホンと言えるでしょう。ご自宅の防犯対策や、ご家族の見守りを強化したい方にとって、非常に魅力的な選択肢となるはずです。
日本に上陸した2022年から、続々と新製品が出てきており、市場のニーズの高まりも感じさせます。筆者もRingユーザーですが、集合住宅なので、玄関ドアにマグネットで取り付けできるモデルを使っていますし、室内のスマートカメラも2種類使っていますが、スマホアプリで手軽に設定ができる便利さと、外出時に手元で家の状態が確認できる安心感は、今までの暮らしにはなかったので、暮らしの豊かさを実感しています。
ご興味ある方は是非、利用されてみてはいかがでしょうか?

なお、LIVING TECH協会では、「人々の暮らしを、テクノロジーで豊かにする」という理念のもと、製品発表会や体験イベントにも参加し、暮らしをより便利で快適にするプロダクトやサービスの魅力を発信しています。
新製品・新サービスの発表会や体験会、メディア向けイベントなどで、生活者に向けた発信をご希望の企業様は、ぜひLIVING TECH協会までお声がけください。
これからも、企業の新しい挑戦と生活者のよりよい暮らしをつなぐ活動を進めてまいります。
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