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フランスベッドIoTコントローラー レビュー|電動ベッドを「スマートベッド」に!寝室の過ごし方が変わる体験

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スマートホームというと、照明、エアコン、カーテン、スマートスピーカーを思い浮かべる人が多いかもしれません。一方で、毎日かなり長い時間を過ごしている「ベッド」は、まだスマートホームの対象として語られる機会が少ない印象です。

そんな中、今回フランスベッドのショールームで、電動ベッドとIoTコントローラーを実際に体験してきました。

結論から言うと、起床、読書、TV・映画視聴、寝る前のリラックスまで含めて、日常の生活をより快適にする家具としてかなり可能性を感じました。また、そもそもの寝具としての寝心地の良さも注目ポイントでした。

寝室に設置されたフランスベッドの電動ベッド
ショールームで体験したフランスベッドの電動ベッド。寝室の家具として自然に見える点も印象的でした。

本記事では、フランスベッドの「IoTコントローラー」と、対応する電動ユニットTRG、ルーパームーブを中心にレビューします。実際に横になって感じた静音性、操作性、寝心地、寝室のスマートホーム化のイメージまでをまとめます。

本記事はフランスベッド株式会社への取材をもとに、実際に体験した感想を中心に構成しています。

目次

そもそも電動ベッドとは?暮らしを快適にするリクライニング家具

まずは本題に入る前に、電動ベッド自体の概要について、普通のベッドとの違いを解説します。

一般向けの電動ベッドは、背上げや脚上げによってベッド上の姿勢を変えられる家具です。主な目的は、読書、映画鑑賞、寝る前のリラックス、脚を少し上げて休みたい日のくつろぎなど、寝室での過ごし方をサポートすることにあります。

介護用のイメージを持つ方も多いかと思いますが、今回体験した製品は、見た目も寝心地も一般家庭の寝室に設えるインテリア性の高い家具でした。木製フレームのデザインやマットレスの寝心地も含めて、快適な睡眠と日々のリラクゼーション時間を支えるための電動ベッドと感じました。

機能としては、2モーター式で背上げや脚上げを行うタイプが中心です。背上げできるだけで、寝室は「眠る場所」から、本を読む、スマートフォンを見る、映画を見る、身体を休めながら過ごす充実した場所にも変わります。

たとえば夜、布団に入ってからスマートフォンや本を見てしまう人は多いはずです。完全に横になった状態だと、首を曲げたり、腕で支えたりする無理な姿勢になりがちです。

背上げできる電動ベッドなら、身体を起こした姿勢を保つことができます。安定した状態でリラックスできるのが、想像以上に快適でした。今回はPC作業までは試していませんが、テーブルを組み合わせれば、短時間の作業もできるかもしれません。

今回体験したのは、フランスベッドの電動ベッド関連製品です。フランスベッドは1949年創業の国内寝具メーカーで、一般家庭向けのベッドやマットレスから、医療・介護向けのベッドまで手がけています。

長く電動ベッドを作ってきたメーカーだけに、その機能やデザイン、寝心地など電動ベッドの選択肢が豊富です。ショールームで体験したのは、大きく分けて次の3つです。

今回体験した商品
  • 電動ユニットTRG:フランスベッド製ベッドフレームの床板を載せ替えて、ベッドを電動化する薄型ユニット
  • ルーパームーブ:マットレス自体にリクライニング機構を内蔵している。TRGとは仕様が異なる別の製品
  • IoTコントローラー:上記2製品に対応し、スマートフォンアプリや音声アシスタントからの操作を可能にする機器

この後のレビューでもそれぞれご紹介しますが、どちらもIoTコントローラーと組み合わせることでスマートホームに組み込めます。

フランスベッドのショールームの寝室展示とリモコン
ショールームの寝室展示。一般家庭の寝室を想定したコーディネートの中で、電動ベッドとリモコン・アプリ操作を体験。
※通常は商品展示のみで、寝室の設えはないとのことです。

また、フランスベッドには、背上げしたときに枕がずり落ちにくいよう、マットレス側に固定できる枕カバーもあります。電動ベッドは背上げの構造上、普通の枕だと位置がずれやすい場面がありますが、こうした小物まで用意されていると、実際の生活での使いやすさが一段上がります。

画像のように、背上げ時でも枕がずれません。
細かい部分ですが、リクライニングベッドの使い勝手に効くポイントです。

これら商品の説明動画については、以下もご参考ください。

商品説明動画

フランスベッド IoTコントローラー 使用感レビュー

この章では、電動ユニットTRGを搭載したベッドを中心に、IoTコントローラーの使用感をまとめます。

起きる・寝るの動作が快適になる

実際に体験して一番印象に残ったのは、操作そのものよりも「身体が動作に置いていかれない」感覚でした。背上げのスピードは急ではなく、身体が自然に姿勢を変えていく余裕があります。

筆者は朝がかなり苦手です。つらいのは、目が覚めないことだけではありません。目覚ましが鳴っても身体を起こすのが億劫で、やっと起きたと思ったら急に身体を立てる必要がある。この一連の動作が、朝のハードルを高くしている感覚があります。

電動ベッドとスマートホーム環境が組み合わさると、この流れを変えられます。目覚ましのように「目覚めてから起きる」のではなく、ベッドが少しずつ身体を起こし、起きる姿勢になってから目が覚めていくという考え方ができます。

ベッドがゆっくり背を上げていく様子。急に起き上がるのではなく、段階的に姿勢を変えられるのが魅力です。

実際にベッドが少しずつ背上げされると、横になったままの眠気から、座った姿勢に近い覚醒へ移行しやすいと感じました。姿勢の変化を先に作れるため、起き上がりまでの動作がスムーズなのがポイントです。

これは医療的な効能をうたう話ではありませんが、朝の行動を「気合いで起きる」から「起きやすい姿勢に環境を整える」へ変える発想は、スマートホームと相性が良いと感じました。

また、夜にも良さがあります。寝る前に完全に横になってしまうと、そのままスマートフォンを長く見たり、逆にだらだらしてしまうことがあります。背を上げた姿勢をあえて保つことで、眠る前の過ごし方に区切りを作りやすいと感じました。

もちろん、ベッド上でのスマートフォン時間が増えすぎるのは本末転倒です。ただ、ベッドの姿勢、照明、空調を組み合わせて「寝る前のモード」を作れるのは、寝室のスマートホーム化ならではの魅力です。

つまり、電動ベッドは「眠るための道具」というより、寝起き前後の姿勢を整える道具でもあります。読書や動画視聴を楽しみつつ、最後は入眠姿勢へとフラットに戻して寝る。そして起床時は目覚めを促す姿勢をサポートしてくれる、このように就寝〜起床の切り替えがしやすくなります。

静音性が高く、動作音が気になりにくい

電動ベッドと聞いて、正直なところ最初はもう少し大きな動作音を想像していました。大型の家具をモーターで動かすので、夜中に使うと響くのではないかと思っていたためです。

実際に動かしてみると、印象はかなり違いました。動いていることは分かりますが、耳につくような音ではなく、寝室で日常的に使っても違和感が少ない静かさです。

電動ユニットTRGが動作する様子。静音性が高く、マットレスを上に置いても同様です。

この静音性は、朝や夜に使う製品としてかなり大事です。家族が同じ部屋や近い部屋で寝ている場合、操作音が大きいと使うタイミングを選んでしまいます。電動ベッドは毎日使う家具なので、過剰な機能よりもこうした配慮の行き届いた「気兼ねなく使えること」が重要です。

動作する音が静かだと、タイマーやスケジュール機能で自動化して使う際も気兼ねなく使用できます。静音性はスマート化に欠かせない性能です。

ベッド下の構造はシンプルで、配線も目立ちにくい

電動ユニットTRGは、ベッドフレームそのものを丸ごと電動ベッドにするというより、床板部分を電動ユニットに置き換える発想です。対応する一般的なベッドに、背上げ・脚上げの機能を追加することが可能となります。

構造としては、背中側と脚側を動かす2モーター構成です。ベッド下に収まったモーターとリンク機構が床板を押し上げるため、上から見ると大きな装置感はありません。実物を見ても、リクライニング機構がベッドの下側にまとまっているため、寝室のインテリア性を損なわないように感じました。

配線はゼロではありませんが、モーターやリンク機構と同じくベッド下にまとまります。日常的に目に入りやすい場所へ大きな機械が露出するわけではないので、寝室の見た目を崩しにくいのは好印象でした。

この構造の良さは、電動リクライニング機能が加わってもベッドの外観を損なわない点です。電動ベッドの存在感を前面に出すことなく寝室空間になじむため、インテリア性にこだわる人にも受け入れられやすいと思います。

リモコンだけでなくアプリからの操作も可能

IoTコントローラーからの操作だけでなく「Francebed Home」アプリを通してスマートフォンから電動ベッドの操作もできます。必要なのはWi-Fi環境とスマートフォン、またはタブレットです。

アプリの画面では、背上げ、脚上げ、フラットに戻すなどの操作の他にメモリー機能が備わっています。画面上で状態を確認しながら操作できるので、スマートホーム機器として扱いやすくなります。

アプリのメモリー機能を使用すれば、生活シーンに合わせて読書しやすい角度、動画を見やすい角度、起床時に身体を起こしやすい角度を、毎回微調整しなくても、設定したポジションをすぐに再現できました。

アプリ操作で便利だと感じたのは、タイマーやスケジュールを設定すれば、起床前に少し背上げをする、就寝後にベッドをフラットに戻す、といった使い方ができることです。

この機能があると、起きる時間に合わせて少しずつ身体を起こす、夜は一定時間後にフラットに戻すなど、生活リズムに合わせた使い方ができます。

画面も見やすく、シーン、スケジュール、タイマー操作の設定方法も難しくありません。スマートホーム設定に慣れていない人でも「どの場面で、何を動かすか」を順番に選べば設定できる印象でした。

さらに、操作履歴を確認できる点も便利です。スマートホーム機器は「いつ動いたのか」「自分が操作したのか、メモリーで動いたのか」が分かります。履歴が見えると、家族で使う場合にも状況を追いやすくなります。

たとえば、自分の生活リズムを確認できるほか離れて暮らす高齢の家族がいる場合には、ベッド操作の履歴確認が見守りの補助になります。

Francebed Homeアプリの操作履歴画面
操作履歴を確認できる画面。手動操作やアプリ操作のログが残るため、いつ動かしたかを振り返りやすいです。

一方で、寝室ではスマートフォンよりも、手元のリモコンで直接操作したい場面もあります。フランスベッドのリモコンは、背上げ、脚上げ、メモリー呼び出しなどがボタンで分かれていて、どのボタンで何が動くかを理解しやすい作りでした。

ベッド本体の品質がしっかりしている

スマートホーム機能に注目しがちですが、ベッドはまず寝心地です。今回の体験でも、マットレスの心地よい寝心地やフレームの安定感はかなり印象に残りました。

マットレスは、単に「やわらかいか、硬いか」だけでなく、寝返りしやすいか、身体や腰をしっかり支えてくれるかが大事です。実際に横になってみても、身体をきちんと支えてくれる安心感がありました。

ベッドフレームも、動いたときにぐらつきが気になるような印象はありませんでした。電動ベッドはモーターや可動部に目が行きますが、毎日使うものだからこそ安心して使うためにはしっかりした土台が重要です。

寝具としての基本的な品質の高さが、便利なIoT機能だけに終わらず、毎日使うベッドとしての快適性につながります。長時間身体を預ける場所だからこそ、スマートホーム機能と寝心地の両方を満たしていることが大切です。

フランスベッドのショールームでは、このように様々な商品を実際に体感することができ、ご自分に合った寝心地を確認することができます。

LIVING TECH協会では以前、フランスベッドのショールーム見学レポートも公開しています。ベッドやマットレスは人生の時間のかなり大きな割合を過ごす場所なので、実物を体験して選ぶ価値は高いと感じました。

電動ユニットTRG:「今の寝室に足す」発想が面白い

今回の体験で特に面白かったのが、電動ユニットTRGの考え方です。フランスベッド製の対応フレームであれば、床板を載せ替えることで電動ベッド化できます。

つまり、好みのベッドフレームを活かしながらリクライニング機能を後から追加できるわけです。これは、寝室のインテリアにこだわる人にとって大きなポイントだと思います。

「電動ベッドが欲しいけれど、見た目はいかにも機械っぽくしたくない」という人には最適です。ベッドフレームの選択肢を残しながら、必要な機能だけを足せるからです。

折りたたみ可能で搬入しやすい点もポイントです。大型家具は「部屋に入るのか」「階段や廊下を通るのか」が不安になりやすいので、導入前の心理的なハードルを下げてくれます。

折りたたまれた電動ユニットTRG
折りたたまれた電動ユニットTRG。搬入しやすさは、家具として導入するうえで見逃せないポイントです。

ルーパームーブ:ゆりかごやハンモックのような心地よさ

ここからは、電動ユニットTRGとは別の製品である「ルーパームーブ」を紹介します。床板を電動化するTRGと違い、こちらはマットレス自体にリクライニング機構を内蔵した製品です。

実際に体験すると、一般的なベッドの背上げとは少し違い、身体全体がやわらかく支えられる感覚がありました。言葉にすると、ゆりかごやハンモックに乗っているような心地よさに近いです。

この心地よさは、ベッド上で「姿勢を作る」というより、身体を預けたまま自然にくつろぎ姿勢へ移る感覚に近いです。読書や動画視聴だけでなく、何もしない休息時間にも向いていると感じました。

ルーパームーブを体験している様子。通常のベッドとは違う、包まれるような姿勢変化が印象的でした。
ルーパームーブの背もたれ部分が起き上がった状態
ルーパームーブはマットレス自体が姿勢を変えるため、身体を面で支えながら起こす感覚があります。

LED照明付きフレーム:サーカディアンリズムに配慮したベッドライトも印象的

今回、前述のTRG電動ユニットを搭載したベッドフレーム(LT-104C)には、特殊なLED照明がデザインされています。眠りは太陽の光や明るさの変化と関わるため、寝室の照明をどう使うかは、起床・就寝ルーティンの中でかなり大切です。このベッドの照明(ルクステック)は、光の効果で入眠や目覚めをサポートする機能を備えています。

印象的だったのは、このライトが単なる装飾ではなく、朝と夜の過ごし方に合わせて色温度を調整する点です。青みのある光は朝の目覚めの時間帯に合う明かり、オレンジ系の光は夕陽に近い落ち着いた色合いで就寝前のリラックスタイムに合う明かりというように、色温度の違いを生活リズムに合わせて使い分ける考え方です。

IoT電動ベッド同様、この照明もアプリ画面上で操作ができました。つまり「目覚まし(おはよう)」のようなシーン設定の中に、ベッドを起こす背を上げる動作(電動ベッド)と目覚めの光が徐々に点灯する照明(ルクステック)を一連動作として構成できるようになっています。起床までのルーティンを朝の流れとしてまとめて設計できるわけです。

このように、ベッド単体ではなく、照明やカーテン、空調などを組み合わせて寝室全体を整えることはスマートホームならではの発想です。

電動ベッドで身体を少しずつ起こし、照明をゆっくり明るくし、カーテンを開ける。こうした動きを自動化できると、目覚まし時計の音で急に起こされるよりも、朝の負担を減らせる可能性があります。

そうした環境づくりが、毎日の生活のQOLを上げることに役立つと感じました。

特に朝が苦手な人にとっては、音だけで起こされるよりも、姿勢と光で段階的に目覚めに向かう方が受け入れやすいはずです。もちろん照明だけで睡眠の悩みが解決するわけではありませんが、毎日の寝室環境を整える選択肢としてはかなり実用的です。

スマートホーム製品として「家具自体が動く」ことの価値

これまでレビューの随所で述べてきましたが、改めてスマートホーム製品としてどうなのか?を述べていきます。

国内のスマートホームではかなり珍しいカテゴリ

日本のスマートホーム市場では、照明、エアコン、カーテン、ロボット掃除機、スマートロックなどが代表的です。どれも暮らしを便利にしてくれますが、多くは「部屋の環境」や「家電の状態」を変えるものです。

一方で、フランスベッドのIoTコントローラーは、ベッドという大型家具をスマートホームに組み込みます。一般家庭向けの電動ベッドを、スマートフォン操作、音声操作、シーン設定まで含めて提案している例は国内では限られます。

ここがこの製品の面白いところです。スマートホーム化の対象が、照明や空調から、身体を預ける家具そのものへ広がる。これは、寝室のスマート化を考えるうえでかなり大きな変化です。

Alexa連携はレスポンスがよく、生活動作として自然だった

今回の体験でかなり印象に残ったのが、Alexaを通じた音声操作です。ベッドのように物理的に大きな家具を動かす場合、声をかけてから反応が遅いと、それだけで少し不安になります。

実際に試した範囲では、音声操作からベッドが動き始めるまでのレスポンスは良く、待たされている感じはほとんどありませんでした。照明のオン・オフと比べると動作そのものには時間がかかりますが、指示が通ってから動き出すまでがスムーズなので、ストレスは少なかったです。

スマートディスプレイを置いた寝室のサイドテーブル
寝室のサイドテーブルにスマートディスプレイを置いた例。音声でベッドを動かす体験は、思った以上に自然でした。

Amazon Alexaの定型アクションと組み合わせると、ベッド操作はさらに面白くなります。たとえば「おはよう」でベッドの背を上げ、照明をつけ、カーテンを開け、今日のニュースを読み上げてもらう。これが一連の動作として動くと、寝室はかなり有意義な起床環境になります。

なお、音声アシスタントやスマートスピーカーとの連携範囲は、利用する環境やアプリ側の対応状況によって変わる可能性があります。購入前には、使いたい音声アシスタントでどこまで操作できるかを確認しておくと安心です。

スマートホームはこれまで、室温、明るさ、カーテン、家電のオン・オフなど、室内環境の調整に寄った製品が中心でした。そこにベッドという家具そのものが加わると、環境だけでなく身体の姿勢まで含めて暮らしを整える方向へ広がります。

たとえば「おはよう」のシーンでは、照明が明るくなり、カーテンが開き、エアコンが整い、ベッドの背を少し上げる。反対に「おやすみ」では、ベッドがフラットに戻り、照明が落ち、テレビやエアコンをオフにする。といったことが可能となります。

一括操作・自動化の仕組みもスマートフォンアプリで簡単に作れる

上記のAlexa連携以外にも、物理リモコンやスマートフォンアプリから簡単に一括操作・自動化の仕組みづくりが可能です。

ちなみにこのアプリは、担当者さんに確認したところ、スマートホーム系では有名なTuyaのプラットフォームがベースとなっているようです。そのため、電動ベッドというスマート化の中では珍しい製品でありながらも、標準的でとても使いやすいものとなっていました。

ベッドライトのシーン設定まで加わると、起床ルーティンはさらに細かく作れます。たとえば最初にベッドライトを弱く点灯し、少し遅らせて明るさや色温度を変え、その後にベッドの背を上げる。こうした時間差のある動きは、スマートホームらしい「自動化」ですが、体験としてはかなり自然です。

スマートホーム連携の動作例。

これまでも照明やカーテンを自動化すれば、起床・就寝の環境は作れました。ただ、最後に身体を起こす・寝る姿勢に入るのは自分です。ここにベッドの姿勢制御が加わると、そのルーティンにはかなりインパクトのあるものになります。

寝室全体を就寝モードへ切り替えるイメージがしやすくなります。

この体験は、スマートホームの中でもかなり日常の暮らしに取り入れやすいと感じました。玄関やリビングのスマート化も便利ですが、寝室のスマート化は「便利」にとどまらず、照明やベッドの角度といった毎晩の眠りの環境を自分に合わせて整えられる点が魅力です。

製品仕様・価格

今回確認した主な仕様と価格の目安をまとめます。

項目内容
電動ユニットTRG31N2 IoTコントローラーセットSサイズ(シングル)税込187,000円、Mサイズ(セミダブル)税込209,000円
電動ユニットTRGの特徴フランスベッド製S・Mサイズの対応フレームに載せ替え可能。背上げ・脚上げに対応する2モーター仕様。定格消費電力は110W
電動ユニットTRGの重量Sサイズ31.1kg、Mサイズ37.4kg
利用に必要なものWi-Fi環境、スマートフォンまたはタブレット、Francebed Homeアプリ
対応機種ルーパームーブ、電動ユニットTRG
参考:LED照明付きベッドフレームLT-104C LG Sサイズは税込187,000円から。LED照明機能「ルクステック」付き

また、今回ショールームで体験した構成(いずれもSサイズ)の価格例は以下のとおりです。

体験した構成品目と税込価格
①ルーパームーブ構成マットレス:ルーパームーブ RP-3500 242,000円
ベッドフレーム:EY-01F LG(NA色) 63,800円
②電動ユニットTRG構成マットレス:RX-HUD-Ag 99,000円
ベッドフレーム:LT-104C PL LG(KGY色) 187,000円 ※サーカディアン照明付き
電動ユニット:TRG31N2 IoTコントローラーセット 187,000円

電動ユニットTRGは、ベッドフレームを含まない価格です。原則フランスベッド製フレーム以外には載せないこと、一部載せ替えできない商品があることには注意です。

電動ベッドはサイズだけでなく、フレームの構造や設置場所の余裕も関わるので、ショールームや販売店で相談してみるのも良いかと思います。

レビューまとめ:ベッドが動くと、朝と夜のルーティンが変わる

フランスベッドのIoTコントローラーと電動ベッドを体験して、いちばん大きな発見は「ベッドもスマートホーム化できる」という当たり前のようで新しい視点でした。

照明やカーテンを自動化しても、最後に身体を起こすのは自分です。そこに電動ベッドが加わると、朝の起き上がりや夜のくつろぎ方まで、暮らしの質が格段に上がります。

静音性が高く、動きはなめらか。リモコンとスマートフォンでのアプリ操作の両方があり、IoTコントローラーを使えばスマートホーム連携にもつなげられます。さらに、電動ユニットTRGは床板を載せ替えるだけで多様なデザインのベッドフレームが電動化できる点も魅力的でした。

電動ベッドは、起き上がりを支える用途だけでなく、朝が苦手な人、寝室で過ごす時間を整えたい人、リラックスしやすい姿勢を作りたい人にも向いています。スマートホームをリビングから寝室へ広げたい人にとっては、新たな選択肢になりそうです。

ベッドは、人生のかなり長い時間を過ごす場所です。だからこそ、寝具やマットレスだけでなく、起きる、眠る、くつろぐという動作まで含めて見直す価値があります。フランスベッドのIoTコントローラーは、その入口になる製品だと感じました。

ちなみに、この電動ベッドはフランスベッドのショールームで体験できます。気になる方・実際に体験してみたい方は、以下の記事もご確認ください。

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