(画像左から)取材に対応してくださった生産開発本部 商品開発部 電気ソリューション課 山崎様、長瀬様、インテリア商品企画推進部 馬場様、商品企画部インテリアプロモーション課 石川様、田中様
先日、フランスベッド様の東京工場ショールームに取材訪問をしてきました。今回は、後日COLUMNで詳しくご紹介予定のスマートホーム対応電動ベッドの取材に加え、同社がどのように「睡眠環境」や「暮らしの中のベッド」を提案しているのか、ショールーム全体もご案内いただきました。
同社は、2023年からLIVING TECH協会に参画する国内トップシェアの寝具メーカーで、本社は新宿にあります。在宅向けの福祉用具レンタルや医療・介護施設向けベッドの分野でも業界トップクラスです。国内シェアは約6割を占めています。
今回訪問した東京工場ショールームは、JR青梅線の中神駅から徒歩数分の場所にあります。マットレス工場を併設した施設で、「ベッドフレーム」「電動ベッド」「マットレス」「羽毛布団」「枕」といった寝具に加え、「輸入ソファ」や「パーソナルチェア」「ソファベッド」なども展示されています。単に商品を見るだけではなく、寝室やくつろぎの空間をどう整えるかを体感できるインテリアショールームです。

フランスベッドは日本の企業。戦後日本の寝具文化の礎を築いた企業

ショールームに入ると、受付前に、会社の沿革を紹介する展示が。社名から、外資系企業なのかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、れっきとした日本企業です。
戦後の高度成長期に、一気に集合住宅が増えていき、洋風の生活様式が浸透していなかった時代に、ベッドのある新しい生活様式を提案、普及させた企業です。
当時は、日中はソファー、夜はベッドにできる折り畳み式のソファベッドを開発し、これを「フランスベッド」と名付けたことが社名の由来だそうです。
国内唯一のスマートスピーカー連携(Alexa連携)電動マットレスとリクライニングユニット

通常のベッドフレームに載せるだけで、背上げ脚上げの連動・独立駆動ができるベッドに変化する薄型電動リクライニングユニット、2021年から発売されています。さらに、このユニットに接続し、スマートスピーカーと連携して動作することができるIoTコントローラーが2023年に発売されました。

ちょうどこのころに、展示会でスマートスピーカーをベッドサイドに置いていたフランスベッドさんの展示ブースを筆者も見て、寝室のスマート化の普及拡大を期待しました。
今回、体験&取材させていただいたのは、フランスベッドさんのホームページにも掲載されている、以下のIoTコントローラー対応の2機種です。


このIoTコントローラーを利用して、電動ベッド・リクライニングをコントロールする仕組みです。IoTと冠している通り、スマートフォンなどからでも操作が可能。


フランスベッドさんは、業界に先駆けて折り畳み式ベッドを開発しただけでなく、電動化やIoTを活用した新しいライフスタイルを提案しています。
取材では、製品そのものの機能だけでなく、寝室環境をより快適にするためにどのような伝え方が必要か、スマートホームに苦手意識のある方へどう体験価値を届けるか、といった点についても意見交換しました。


スマートスピーカーをハブにして、照明やカーテンも連動可能

スマートスピーカーと連携させることで、サードパーティの照明やカーテン、スマートリモコンなどの家電操作と組み合わせることもできます。(例:Alexa定型アクション)
今回の取材では、こうした連携を「寝る前」「朝起きる」といった生活シーンの中でどのような使い心地なのかを実体験を通じて確認しました。
住宅用だけでなく、介護系電動ベッドもたくさん
東京工場ショールームは、1Fに電動ベッドを中心とした展示、2Fにマットレスや輸入ベッド、ソファーなどのインテリア展示が広がっています。

1Fでは、住宅向けの電動ベッドだけでなく、介護施設や在宅介護の現場に関連するベッドも数多く案内いただきました。普段の暮らしを快適にするベッドと、身体の状態が変わったときにも支えるベッドが、同じショールームの中で続きものとして見える点が印象的でした。




手すりやリモコンなど、使う人の状態に合わせた工夫も確認できました。
案内を受けながらこちら側で特に印象に残ったのは、ベッドを単体の商品として見るだけでなく、長く続く暮らしの中でどう使われるかまで想像できた点です。年齢を重ねたり、けがや介護が必要になったりしても、寝る場所は毎日使い続けるものです。

介護する方介護される方、両方の負担を軽くするためのベッドです。
電動で姿勢を変えられることや、ベッドまわりの動線を考えることは、将来の身体の変化に備えるうえでも大切な視点になりそうだと感じました。
2Fでは、ベッド本体以外にも、マットレスや枕、羽毛布団など、睡眠環境を幅広く考えられる展示も案内いただきました。体の姿勢や寝心地に合わせてマットレスを相談できるコーナーがあり、枕の高さや寝具の軽さなども含めて、自分に合う睡眠環境を考えやすい構成になっています。
人間は人生のおよそ3分の1の時間を睡眠に充てることから、それを支えるマットレスはこだわりたいポイントと思いますが、ショールームではそのような点も見たり体験したりすることができます。



全体的に、寝具まで含めて睡眠環境を考えられる構成でした。特に驚いたのは羽毛素材で、その軽さに比して大きく膨らんでいるため、体に負担をかけず暖かさも両立しているようでした。筆者としてはあまり着目できていなかった観点であったため、ショールームに来たことで新しい気づきも得られました。


同じ100gにも関わらずふっくら大きく膨らむ!


ベッドフレームのみならず、マットレス、枕、掛け布団まで含めて「眠る環境」を見ることができるのは、ショールームを訪れるからこそ実感しやすいポイントでした。
おわりに
会議やご案内を頂く中、スマートホーム機器を広めるうえで、機能説明だけではなく実際の生活シーンに取り入れてどう活用できるかという観点の重要性も意見交換しました。
今回のIoTコントローラーの製品体験やショールーム見学においても、ベッドを起こす、寝る、くつろぐ、将来に備えるといった具体的な場面を通じて、暮らしの中でどう役立つのかをイメージしやすく感じました。
これだけ多様な電動ベッドや寝具を一度に見られる機会はなかなかありません。東京工場ショールームは一般の方も見学できる施設ですので、ベッド選びや睡眠環境づくりに関心のある方は、ぜひ一度足を運んでみてください。(火曜・水曜休館)

- 住所:〒196-0022 東京都昭島市中神町1148番地5
- 定休日:火・水曜日、9/24(木)臨時休館、夏期休暇(8/12~8/14)、年末年始
- 営業時間:10:00~17:00
- アクセス:【電車】JR青梅線 中神駅より徒歩約7分【自動車】中央自動車道 八王子ICより約25分
※無料駐車場あり
