家の中にリモコンが増えてくると、ちょっとした操作が意外と面倒になります。
テレビのリモコンはソファの横、エアコンのリモコンは棚の上、照明のリモコンはいつの間にかテーブルの下。使いたいときに限って見つからない、という場面は少なくありません。
スマートリモコンを入れると、この小さなストレスがかなり減ります。
エアコン、テレビ、照明などの赤外線リモコンをスマホにまとめられるので、物理リモコンを探す回数が減ります。外出先からエアコンを入れたり、料理中に声だけで照明をつけたり、寝る前にベッドから起き上がらずに家電を操作したりできます。
今回レビューする「SwitchBot ハブミニ 木目調」は、そんなスマートリモコンの入門機として使いやすいモデルです。
特徴は、単に家電を操作できることだけではありません。木目調デザインなので、赤外線が届きやすい場所に出して置いても、部屋の雰囲気を壊しにくいのが魅力です。
この記事では、SwitchBotハブミニ 木目調を「高機能ハブの下位モデル」ではなく、日常のリモコン操作を減らしながら、リビングに出しておけるスマートリモコンとしてレビューします。




- 木目調デザインでリビングや寝室に出して置きやすい(インテリア面で優れる)
- エアコン・テレビ・照明などの赤外線リモコンをスマホにまとめられる
- Alexaなどの音声操作と組み合わせると家事中や寝る前の操作が楽になる
- 外出先からエアコンや照明を操作できる
- 壁掛けしやすく、赤外線が届きやすい場所に設置しやすい
- Matter対応でApple Homeとの連携も見据えられる
- 温湿度センサーや照度センサーは本体に搭載されていない
- 赤外線家電の操作は設置場所の影響を受ける
- 本体画面や物理ボタンで家電を操作したい人には向かない
- Fire TVなどストリーミングデバイス操作まで一台にまとめたい場合は上位機種のほうが向いている
SwitchBotハブミニ 木目調のスペック
まずは、SwitchBotハブミニ 木目調の基本仕様を整理します。
| 製品名 | SwitchBot ハブミニ 木目調 |
|---|---|
| 価格 | 1個 / Matter対応あり: 6,480円、1個 / Matter対応なし: 5,980円(税込・公式ストア) |
| 本体サイズ | 65 x 65 x 20mm |
| 本体重量 | 36g |
| 材質 | ABS |
| 入力 | DC 5V / 1A |
| 接続端子 | USB Type-C |
| 動作環境 | -10度から60度、5から95%RH |
| 対応機種 | Android 5.0以降、iOS 12.0以降、watchOS 4.0以降 |
| 主な機能 | 赤外線リモコン機能、タイマー、スケジュール、ジオフェンス、SwitchBot製品との連携 |
| Matter | Matter対応ありモデルのみ対応 |
| 同梱物 | 本体、両面テープ、USBケーブル、取扱説明書 |
本体は65 x 65 x 20mm、重量36gとかなり小さめです。スマートリモコンは、部屋の中央やテレビボード周辺など、赤外線が届きやすい場所に置くことが多い製品です。
その意味では、サイズが小さく、家具になじみやすい見た目は実用面でも意味があります。
木目調モデルは、Matter対応あり/なしを選べます。価格差は公式ストアの1個モデルで500円です。Apple HomeやGoogle Homeなど、複数のスマートホーム環境にまとめたい人は、Matter対応ありを選んでおくほうが後悔しにくいです。



レビュー
ここからは、SwitchBotハブミニを実際に利用してみたレビューを掲載します。
木目調は「ただの色違い」ではない
SwitchBotハブミニ 木目調のいちばんの特徴は、名前の通り木目調デザインです。
スマートリモコンは、スマホのように手元で持つ製品ではありません。リビング、寝室、書斎など、家電の赤外線リモコンが届きやすい場所に置きっぱなしで使います。
そのため、スペック表だけを見ると小さな違いに見える「見た目」が、実際の使い勝手に関わってきます。

たとえばハブ3は、画面や物理ダイヤルを備えた高機能モデルです。自宅のスマートホームを本格的にまとめたい人には魅力があります。ただ、ハブ3は存在感もあります。
一方、木目調のハブミニは、機能を絞ったぶん本体が小さく、家具の近くに置いても主張が控えめです。
かつ、ハブミニには、壁掛け用のフック穴がついているため、壁面に収まりよく設置できます。これは上位機種のハブ3にはないメリットです。
スマートリモコンは、赤外線を飛ばす都合上、部屋の奥に完全に隠すと反応が悪くなることがあります。見える場所に置きたいけれど、見た目が気になる。木目調モデルは、その間をうまく埋める選択肢です。

セットアップはシンプル。リモコン登録はどうなる?
セットアップは、SwitchBotアプリを使って進めます。
基本の流れは、本体にUSB Type-Cケーブルを接続し、アプリからデバイスを追加。Wi-Fiに接続してから、エアコンやテレビなどの赤外線リモコンを登録する形です。
ここで注意したいのは、Wi-Fiの設定です。Matter対応版の設定案内では、ハブミニ、スマホ、Google Nest HubやHomePod miniなどを同じ2.4GHzのWi-Fiネットワークに接続する前提で説明されています。


最近のルーターは、2.4GHzと5GHzを自動で切り替える(バンドステアリング機能の)タイプも多いです。うまく接続できない場合は、スマホが2.4GHz側につながっているかを確認しましょう。


リモコン登録は、基本的に自動学習で進め、対応機種がない場合は手動学習するようにしましょう。
これでエアコン、テレビ、照明など、赤外線リモコンで操作する家電を登録すれば、スマホから操作できるようになります。





なお、リモコンのテンプレートがない場合は、手動で登録することとなります。
我が家ではプロジェクター(Aladdin X2 Plus)がこれに該当したので、手動登録しました。
ボタンひとつずつ登録する手間はありますが、やること自体は通常の学習リモコンと同様でそこまで難しいものではありません。


なお、赤外線ではないRFリモコンやBluetoothリモコンを使う家電は登録ができません。購入前に、使いたい家電が赤外線リモコンかどうかを確認しておくと安心です。
このような形で、家電の操作が利用できるようになります。
何よりリモコンを探す手間が省けるのが便利
長年様々なスマートリモコンを使って思うのが、リモコンを探す回数が減ることが実生活での何よりのメリット。これはSwitchBotハブミニも同様でした。
スマートホームというと、どうしても「自動化」や「音声操作」のような言葉に目が行きます。でも、日常でいちばん効くのはこのような点です。
テレビを消したいのにリモコンが見つからない。エアコンの温度を変えたいのに、リモコンが棚の上にある。寝る前に照明を落としたいのに、体を起こすのが面倒。
こうした小さな手間が、スマホからの操作に置き換わります。

実際、リビングに複数のリモコンがある家庭ほど、スマートリモコンの便利さは分かりやすいです。テレビ、エアコン、照明、サーキュレーター、加湿器などを登録しておけば、家電ごとにリモコンを探さなくて済みます。

外出先から操作できると、エアコンの使い方が変わる
スマートリモコンの便利さを実感しやすいのが、外出先からの操作です。
夏や冬は、帰宅してからエアコンをつけると、部屋が快適になるまで少し時間がかかります。SwitchBotハブミニ 木目調でエアコンを登録しておけば、帰宅前にスマホからエアコンをオンにできます。

SwitchBotシリーズは操作するための対応デバイスが多く、スマートフォンだけではなく、Apple Watchなどからも操作できるのが面白い。

また、外出後に「エアコンを消したっけ」「照明を消したっけ」と気になることもあります。赤外線家電の状態は機種によって完全に同期できない場合がありますが、外出先からオフ操作を送れるだけでも安心感はあります。
他社スマートリモコンでも外出先操作はできます。そのなかでSwitchBotの強みは、エアコンやテレビだけでなく、SwitchBotボット、カーテン、ロック、開閉センサーなど、同じアプリ内で他のデバイスも扱いやすいことです。
音声操作は、家事中や寝る前に効く。一括操作も便利
SwitchBotハブミニを使っていて便利だと感じたのが、家電を「声」で操作できるようになることです。ハブミニ自体は赤外線リモコンをスマート化する中継役なので、エアコン、テレビ、照明、扇風機などをSwitchBotアプリに登録しておくと、Alexa経由で呼び出せるようになります。
たとえば料理中に手が濡れているときや、ソファに座ったままテレビをつけたいときに、「アレクサ、エアコンをつけて」「アレクサ、テレビを消して」と言えるのは想像以上に快適です。スマホを探す、リモコンを探す、アプリを開く、という小さな手間がなくなるだけで、日常の操作感がかなり変わります。
特に便利なのは、単体の家電操作だけでなく「シーン」を音声で呼び出せること。たとえばSwitchBotアプリ側で「おはよう」「ただいま」「おやすみ」などのシーンを作っておけば、複数の家電をまとめて操作できます。
リビングの照明をつけて、エアコンを入れて、テレビをオンにする、といった操作を一言で済ませられるのがスマートリモコンらしいところです。
一方で、赤外線リモコン家電は家電側の状態を正確に取得できない場合があります。たとえばテレビがすでについているのに「テレビをつけて」と言うと、電源ボタンがトグル動作になって逆に消えることがあります。
このあたりはハブミニの弱点というより、赤外線リモコンをスマート化する製品全般に共通する注意点です。よく使う操作は「オン専用」「オフ専用」やシーン名を工夫して登録しておくと、かなり使いやすくなります。
音声操作でできるセリフ例は以下の通りです。
Alexaでできること・セリフ例
| できること | 対象家電の例 | Alexaへのセリフ例 | 使って便利な場面 |
|---|---|---|---|
| 電源のオン・オフ | テレビ、照明、エアコン、扇風機 | 「アレクサ、テレビをつけて」「アレクサ、エアコンを消して」 | リモコンを探さず、声だけで基本操作したいとき |
| エアコンの温度変更 | エアコン | 「アレクサ、エアコンを26度にして」「アレクサ、エアコンの温度を1度上げて」 | 就寝前や料理中など、手を使わず調整したいとき |
| エアコンの運転モード切り替え | エアコン | 「アレクサ、エアコンを冷房にして」「アレクサ、エアコンを暖房にして」 | 季節の変わり目や帰宅直後の操作 |
| テレビの音量操作 | テレビ | 「アレクサ、テレビの音量を上げて」「アレクサ、テレビをミュートして」 | 食事中、作業中、リモコンが遠いとき |
| チャンネル変更 | テレビ | 「アレクサ、テレビを1チャンネルにして」「アレクサ、テレビのチャンネルを上げて」 | ニュースや地上波をよく見る家庭 |
| 照明の操作 | 赤外線リモコン式照明 | 「アレクサ、リビングの照明をつけて」「アレクサ、照明を消して」 | 帰宅時、就寝前、手がふさがっているとき |
| シーンの実行 | 複数家電まとめ操作 | 「アレクサ、おはようを実行して」「アレクサ、おやすみを実行して」 | 照明・エアコン・テレビなどをまとめて操作したいとき |
| 外出前・帰宅時のまとめ操作 | エアコン、照明、テレビ | 「アレクサ、行ってきますを実行して」「アレクサ、ただいまを実行して」 | 消し忘れ対策や帰宅後の快適化 |
| SwitchBot製品との連携操作 | カーテン、ボット、ロックなど | 「アレクサ、カーテンを開けて」「アレクサ、玄関をロックして」 | 赤外線家電だけでなくSwitchBot製品もまとめたいとき |
補足として、音声操作のしやすさは「Alexaに登録される家電名」にかなり左右されます。
「リビングのエアコン」「寝室の照明」「テレビ」など、普段自分が言いそうな名前にしておくと失敗が少ないです。
この音声操作は、ハンズフリーで操作できることはもちろんのこと、後述するオートメーション機能を用い、複数家電を一括操作できるのが便利です。

オートメーションで「操作しない家」に近づく
SwitchBotハブミニ 木目調は、アプリのシーン機能やオートメーションと組み合わせることで、手動操作をさらに減らせます。
スマートリモコンの魅力は、スマホから操作できることだけではありません。「決まった時間になったら照明をつける」「帰宅前にエアコンを入れる」「温湿度計の数値に合わせてエアコンを動かす」など、生活の流れに合わせて家電を自動で動かせることが大きなメリットです。
ただし、ハブミニ 木目調本体には温湿度センサーや照度センサーはありません。温度や湿度を条件にする場合は、SwitchBot温湿度計など、別のセンサー機器との組み合わせが必要です。
オートメーション例
| 朝の支度 | ハブミニ 木目調 + 照明 + エアコン / 平日朝に照明とエアコンを自動オン |
|---|---|
| 帰宅前 | ハブミニ 木目調 + エアコン + ジオフェンス / 自宅に近づいたらエアコンをオン |
| 夏の室温管理 | ハブミニ 木目調 + SwitchBot温湿度計 + エアコン / 室温が一定以上になったら冷房をオン |
| 外出時の消し忘れ対策 | ハブミニ 木目調 + 開閉センサー + テレビ/照明 / 玄関を閉めたらテレビや照明をオフ |
| 寝る前 | ハブミニ 木目調 + スマートスピーカー + 照明/エアコン / 「おやすみ」で照明オフ、エアコン調整 |
個人的に入れるなら、まずは「帰宅前のエアコンオン」と「寝る前の照明オフ」です。この2つは設定が分かりやすく、毎日メリットを感じやすいからです。
このオートメーション機能は、スマートリモコンとして見ると、SwitchBotハブミニ 木目調だけが特別にできることばかりではありません。Nature Remo Lapis、Nature Remo nano、eRemote 6、smaliaなど、他社にも使いやすいスマートリモコンはあります。
そのうえでSwitchBotを選ぶ理由は、周辺機器の広さと同じアプリ内での組み合わせやすさです。


SwitchBotは、ボット、カーテン、ロック、開閉センサー、人感センサー、温湿度計、ロボット掃除機など、家の中で使える機器が多くそろっています。最初はハブミニ 木目調でエアコンやテレビを操作するだけでも、後からカーテンを自動化したり、温湿度計を足してエアコン制御を細かくしたりできます。
Matter対応ありを選ぶべき人、なしでよい人
SwitchBotハブミニ 木目調は、Matter対応あり/なしを選べます。Matterは、異なるメーカーのスマートホーム機器をまとめて扱いやすくするための共通規格です。

ただし、Matter対応だからといって、すべての人に必須というわけではありません。SwitchBotアプリを中心に使い、エアコンやテレビ、照明をスマホ操作できれば十分なら、通常版でも用途は満たせます。
反対に、Apple HomeにSwitchBotデバイスや赤外線家電をまとめたい人、Google Homeやスマートスピーカーと組み合わせたい人は、Matter対応ありを選ぶほうが自然です。
価格差が小さいことを考えると、これから新しく買うならMatter対応ありを選んでおくのが無難です。ただし、Matter連携は設定の手順が少し増えます。






このような追加設定は必要ですが、Matterのメリットは特にAppleホームを利用したい人に価値がでます。
従来Appleホーム(HomeKit)製品というのは、Appleの認定を受けた製品のみが利用することができ、そのハードルもあって対応製品が限られる状況でした。
このMatterによって、主要アシスタント・ホームアプリの登録・操作が共通化されたことにより、Appleホームが利用でき、Appleデバイスからのスマートホームが格段に操作がしやすくなりました。
また、Matterは今後のスマートホームの共通規格とされるため、追加機能が出てきた際に対応しやすいです。そのため、Matter対応を選んでおく方が無難です。
気になった点・留意点
ここからはSwitchBotハブミニで気になった点や留意点を補足します。
赤外線家電は置き場所の影響を受ける
赤外線リモコンは、家電に信号を届ける必要があります。スマートリモコンを棚の奥やテレビの裏に隠してしまうと、エアコンや照明に赤外線が届きにくくなる場合があります。
木目調デザインはこの弱点をやわらげてくれます。見える場所に置いてもインテリアから浮きにくいため、無理に隠さなくて済むからです。
温湿度センサーや照度センサーは本体に非搭載
SwitchBotハブミニ 木目調には、温湿度センサーや照度センサーがありません。部屋の温度や湿度に合わせてエアコンや加湿器を細かく動かしたい人は、上位機種のハブ3や別売りセンサーとの組み合わせを検討したほうがよいです。
Wi-Fi未接続だと遠隔操作できない
ハブミニは、Wi-Fiにつながっていることで外出先操作やスマートスピーカー連携が使える製品です。設置場所を決めるときは、赤外線が家電に届くかだけでなく、Wi-Fiの電波が安定しているかも確認しておきたいです。
そして滅多にないことではありますが、通信状況が不安定になると外出先から接続できなくなる問題があります。
このような点が不安な場合、メッシュWi-Fiルーターなどより安定するものを導入するか、ローカル通信が可能な上位機種のSwitchBotハブ3を検討しましょう。

ハブ2・ハブ3との違い
SwitchBotのハブシリーズで迷う人は多いと思います。ざっくり言うと、ハブミニ 木目調は「見た目と価格を重視した小型スマートリモコン」、ハブ2は「センサー付きの実用型」、ハブ3は「本体操作まで含めた上位モデル」です。

| 項目 | SwitchBot ハブミニ 木目調 | SwitchBot ハブ3 |
|---|---|---|
| 公式価格 | 6,480円 | 14,980円 |
| Matter対応 | 対応 | 対応 |
| Matter登録台数・サブデバイス同期数 | 4台 | 30台 |
| 赤外線リモコン機能 | ○ | ○ |
| 温湿度センサー | 本体なし。専用センサー付きケーブル使用時に対応 | ○ |
| 照度センサー | × | ○ |
| 人感センサー | × | ○ |
| 本体でのシーン操作 | × | ○ |
| 赤外線リモコンのオフライン操作 | × | ○ |
| Bluetoothリモコン対応(一部ストリーミングデバイス) | × | ○ |
| 天気・日時表示 | × | ○ |
| ロック状態表示 | × | ○ |
| 向いている使い方 | Matterを少数デバイスで試したい人、木目デザインを重視する人 | Matter連携デバイスが多い人、ハブを操作パネルとして使いたい人 |
ハブ3とハブミニ木目調の大きな違いは、Matterで連携できる台数と、本体側でできる操作の多さです。
ハブミニ木目調もMatterに対応しており、Apple HomeやGoogle HomeなどにSwitchBotデバイスを連携できますが、同期できるサブデバイス数は4台までです。
一方、ハブ3は最大30台まで同期できるため、ロック・カーテン・ボット・温湿度計など複数のSwitchBot製品をまとめてMatter連携したい場合に向いています。
また、ハブ3は温湿度センサー、照度センサー、人感センサー、ディスプレイ、ダイヤル、ボタンを備えており、スマートリモコンというより「操作パネル付きの上位ハブ」に近い製品です。
赤外線リモコンをまとめたいだけ、または少数のSwitchBotデバイスをMatter連携したいだけならハブミニ木目調でも十分ですが、Matter連携する機器が多い家庭や、ハブ本体から家電・シーン操作まで行いたい場合はハブ3のほうが使いやすいです。
なお、SwitchBotシリーズは、温湿度計など多くのラインナップを別売しており、それら必要な機能だけ連携させれば、ハブミニでも十分なこともあります。そのため、まずはハブミニを試してみて、もし必要な機能があれば別売デバイスを購入して補完するという手もありです。

まとめ
SwitchBotハブミニ 木目調は、スペックだけを見ると派手な製品ではありません。温湿度センサーも、照度センサーも、本体タッチ操作もありません。ハブ2やハブ3と比べると、できることは明確に少ないです。
ただし、スマートリモコンとして毎日使う場面を考えると、この「少なさ」は欠点だけではありません。
エアコン、テレビ、照明などの赤外線リモコンをスマホ操作にまとめる。リモコンを探す手間を減らす。帰宅前にエアコンを入れる。料理中に声だけで照明をつける。寝る前に起き上がらず照明やエアコンを操作する。
こうした基本的な便利さを、小さく、目立ちにくく、部屋に置きやすい形で実現できるのがSwitchBotハブミニ 木目調の魅力です。
スマートホームを本格的に作り込みたいなら、ハブ2やハブ3のほうが向いています。一方で、「まずは赤外線家電をスマート化したい」「リビングに置いても違和感の少ないスマートリモコンがほしい」という人には、SwitchBotハブミニ 木目調はかなり扱いやすい選択肢です。
特にこれから買うなら、価格差の小さいMatter対応ありモデルを選んでおくと、将来Apple HomeやGoogle Homeと連携したくなったときにも対応しやすいです。
この製品をおすすめできる人としにくい人をまとめます。おすすめしにくい人に記載の内容で気になる方は、上位版のハブ3を検討されてみてください。
- エアコン・テレビ・照明などの赤外線リモコンをまとめたい人
- リビングや寝室に出しておけるスマートリモコンがほしい人
- 料理中や寝る前に音声操作で家電を動かしたい人
- 外出先からエアコンや照明を操作したい人
- Apple HomeやGoogle Homeとの連携も見据えてMatter対応版を選びたい人
- 温湿度や照度を使った自動化を本体だけで組みたい人(別売製品を買わず集約したい人)
- 本体の画面や物理ボタンで家電を操作したい人
- Fire TVなどストリーミングデバイス操作まで一台にまとめたい人
- Matterデバイスを大量に登録したい人
スマートホーム機器は、性能だけでなく、家の中に自然に残るかどうかも大切です。SwitchBotハブミニ 木目調は、その意味で「暮らしになじむスマートリモコン」として選ぶ価値のある一台だと感じます。
