長時間のデスク作業では、身体に触れる時間が長い椅子選びがとても重要です。
デスク周りを見直すなかで、デザイン性と座り心地の両方を満たす椅子を探していました。
複数の椅子を試したうえで特に印象が良かったのが、ハーマンミラーの「セイルチェア」です。
この特徴は、以下の通りです。
- Yタワー構造と樹脂メッシュの洗練されたデザイン
- フレームレスの3Dインテリジェントバックが仙骨と背骨をサポート
- 座面は布張りでやや横幅が広め
- 高さ調節、座面奥行、前傾チルト調節などに対応
- フルアジャスタブルアームは高さ・左右角度の調節が可能
特に、樹脂メッシュの洗練されたデザインが目立つ、かなり人気のオフィスチェアとなっています。
10万円台の椅子としては大きな買い物ですが、長時間使う仕事道具として「フルアジャスタブルアーム+C7キャスター」の上位仕様を選びました。
購入から1年以上使って感じた、デザイン・座り心地・機能面の印象をレビューします。

- デスクに置くだけで映えるデザイン性
- 背もたれにもたれた時のゆったり感が心地よい
- 前傾姿勢を取りやすい
- 肘掛けの幅や角度を細かく調整できる
- 頭部をカバーしないため首まわりは疲れやすい
- メッシュ部分にホコリがたまりやすい
椅子を選ぶに当たって考えたこと
筆者がデスク周りの見直しで椅子を選定するにあたり、ポイントとしたのは以下の通りです。
- 背もたれが低く、デザイン性の良い椅子
- 角度調節やサポートする機能など座り心地の良さそうな椅子
まず、1.について、なぜ背もたれが低い椅子を選びたかったかというと、これまでAKRacing Nitroというゲーミングチェアを利用していたためです。
AKRacing Nitroは座り心地の良いチェアでしたが、インテリア面では圧迫感がある点が気になっていました。

インテリア的に空間が狭く見えるのが気になることや、デスクセットアップする上でもどうもスッキリせずに、背もたれが低く、その中で座り心地の良い椅子を検討しました。

次に、2.ですが、この身体をサポートする機能ができる限り多いと、重宝します。
機能面で特に重視したのは、色んな姿勢を取れるか否かです。
あぐらをかけたり、少し休憩したりと、チェアの上で快適に過ごせる椅子を探し求めていました。
背もたれが低い椅子で上記2つのポイントを満たすものは多くありませんが、その条件に合いやすかったのがセイルチェアでした。

では、どういった点がハマったのか、その詳細についてレビューしていきたいと思います。
セイルチェア レビュー
早速、セイルチェアについてレビューをしていきます。
メッシュ×Y字フレームの背もたれのデザインが美しい
もうなんといってもコレ。セイルチェアはそのデザインに惹かれて、購入したと言っても過言ではありません。
その特徴は、一目でわかりますが、背もたれのメッシュとY字のフレーム。
これは、「3Dインテリジェントバック」と名付けられ、吊り橋の工学原理を応用して作られたもので、吊り橋の下を渡るヨットのイメージでデザインされています。
とても洗練されていて、ナチュラルさも感じられる。ゆったりとしたデザインが特徴的。

また、樹脂製のメッシュは、普通の椅子に比べて通気性が優れています。
そのため、暑い日でも涼しげになるのが良い感じ。筆者は、以前ゲーミングチェアの分厚いレザー張りのチェアを使っていたので、その軽快さに驚きました。
また、何より良いのは、セイルチェアをデスクに収めた時の、その景観です。
座面が低く、網目状となっているので、遠目から見た時にもデスク部分が見えて、空間に浸透しやすいんです。

なんというか、軽快にデスク作業に入れる椅子っていう印象で、気持ちよく作業に取り掛かれます。
背もたれにもたれかかった時の心地よさが抜群に良い
前章で3Dインテリジェントバックのデザイン性を中心に述べましたが、この背もたれは、もたれかかった際の心地よさも魅力です。
この背もたれは、リクライニングの範囲設定レバーで3段階に調節することができます。

この時の樹脂メッシュの弾力のある、柔らかすぎないクッション感が絶妙。ハンギングチェアにもたれかかるような、ゆったりとした感覚もあります。
これが、ちょっとしたストレッチで背伸びして休憩をする際にかなり快適で、気に入っているポイントの一つです。

筆者はまだ買えてませんが、フットレストがあるとより快適になると思います。
ただし、後傾の角度は浅いため、スツールなどを用いて完全に寝るようなことはできません。
ちょっとした休憩をする際にも使いやすい角度です。
前傾までできる機能が便利
セイルチェアはかなり多機能で、好みの姿勢に合わせて細かく設定が可能です。


色々な調節が可能なのですが、その中でも最大の特徴は、「前傾」機能があることです。
これは、他社の椅子には中々なくて、セイルチェアでぜひ試してみたかった機能。
というのも、筆者はモニターを凝視する癖があり、若干猫背で作業することが多いのですが、この時に普通のチェアだと、背もたれが腰に付かなくなるんですね。
この姿勢で作業していると、支えがないために、背中〜腰回りが疲れてしまいます。
セイルチェアは、10度程前傾ができるので、この姿勢でも背中に支えができ、疲れにくいのが良いポイント。


オプションのランバーサポートは、普通に座っていると効果が薄い感じもしますが、前傾と組み合わせる時には、背骨をよりしっかりと支えられるのが良い感じです。


クッションとか挟まなくても、それと同じような感覚になるのが良い感じ。
ついでにいうと、座面のサイズもそこそこあり、座面を任意の位置で調節できるので、椅子上で楽にあぐらをかけるのも、けっこう快適。


機能は、他にもあるので後述しますが、特に上記前傾機能があることが、セイルチェアのお気に入りポイントです。
肘掛けの前後と幅も調節できるフルアジャスタブルアームがおすすめ
セイルチェアには、「高さ調節アーム」と「フルアジャスタブルアーム」の2パターンがあります。
このうち、多少価格が上がっても是非おすすめしたいのは、「フルアジャスタブルアーム」です。
「高さ調節アーム」だと、文字通り高さの調節のみしかできないのですが、フルアジャスタブルアームの場合、肘掛け(アームパッド部分)を前後左右に調節することができます。

通常、デスクでキーボードを叩く場合、腕がデスクに対し直角になるのではなく、ハの字の形になるかと思います。

フルアジャスタブルはこの態勢でも、アームレストできる範囲が広い。
フルアジャスタブルアームは、このハの字の形を作ることができ、前後にも動くため、腕全体を乗せやすいです。


腕をしっかり乗せられると、腕や肩の負担を軽減しやすいと感じます。
人によって最適な角度や長さがあると思うので、これを微調節できる「フルアジャスタブルアーム」の方をおすすめします。

構造上、ヘッドレストがないので首周りは疲れやすい
セイルチェアは、あくまで普通のオフィスチェアであり、その構造上ヘッドレストはありません。
そのため、ヘッドレストありのチェアと比べると、首回りが疲れやすいです。
筆者は、以前頭部までをカバーする、ゲーミングチェアに座っていたので、この点は少し気になりました。
とはいえ、基本姿勢がほとんど前傾のため、横になる以外の用途ではヘッド部分を使わなかったので、実用上は問題ないという感じです。
これは、上位モデルのアーロンチェアにも無いため、それが必要に感じる場合は、ヘッドレストありのチェアを利用した方が良いです。
筆者の場合は、先述の通り座面の低いチェアでインテリア面も考慮したこと、前傾することが多いので、ヘッドレストなしでも特に支障は出ませんでした。
メッシュ部分にホコリがたまりやすい
最後に、セイルチェアのメッシュ部分は、ホコリが溜まりやすいので注意です。

メッシュ状の構造のため、ある程度は仕方のない部分です。
この点はダスターや、お持ちであればハンディークリーナーなどでこまめに掃除をすると良いです。
筆者は普通のダスターや、書き出しにくいところは、ちょっと雑ですがエアダスターで掻き出して掃除しています。


レビューまとめ
セイルチェアは、デザイン性と前傾機能のバランスが特に魅力です。
これを置いてから、インテリア的な意味でも空間がより広く映える写りとなり、居心地のよい作業環境となりました。
最後に、このチェアをおすすめできる人、できない人をまとめます。
- ヘッドレスト付きのチェアが欲しい方(特に首周りのサポート必須な方)
- インテリアにこだわりのある方
- ゆったりとした座り心地を求める方
- 前傾姿勢で作業することが多い方
- 通気性の良いチェアがほしい方
以上です。座り心地も良くインテリア映えもしますし、おすすめのチェアです。
