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ルンバMax 705 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーション レビュー|圧倒的な集塵力と回避性能を兼ね備えたフラッグシップモデル

ロボット掃除機のデファクトスタンダードともいえる、アイロボット社の最上級モデル「ルンバ705C」をレビューします。

本機は、同社のラインナップの中でも特に強力な吸引性能と、最先端の障害物回避能力、そして革新的な水拭きシステムを搭載。

筆者が実際に目の当たりにしたごみ収集能力を中心に、その詳細を詳しくレポートします。

本記事は、メーカーであるiRobot社より製品を貸与頂き、記事執筆を行なっております。

目次

外観:ブランドの威厳を感じさせるデザイン

ルンバ705Cの外観は、一目でハイエンドモデルと分かる高級感とブランド感を漂わせています。

他社とは一線を画すプレミアムデザイン

本体外観

筐体の仕上げは非常に精緻であり、素材の選び方一つひとつにアイロボット社のこだわりが感じられます。

ロボット掃除機はプラスチックの質感が多い中で、本機はシボ加工(革のシワのような凹凸)にも見える素材が採用されています。

加えて、天面のホームボタン・電源ボタンの箇所がゴールドなのも雰囲気がありますね。

ダストボックスも表面がダークグレーのカーボン調となっており、その佇まいは高級感があります。

少し大きめのデザインですが、ロボット掃除機であることからも、これだけでもインテリアに先進性を与えられます。

その洗練されたデザイン性は、所有感とともにインテリアにもよく存在感を感じさせます。

ただし、本体はルンバ本体サイズ(cm)が37.2(奥行き)×36.6(幅)×10.5(高さ)、充電ステーションサイズ(cm)は、45.6(奥行き)×43(幅)×43.2(高さ)とロボット掃除機の中でもかなり大型です。導入前に設置スペースの確保をしてください。

設計上のメリット:突起のない低全高

「ClearView Pro LiDAR」が内蔵されており、ルンバ105やルンバ505などにみられた突起が本機にはありません。そのため、すっきりしたデザインとなっています。

強力な吸引機構と多機能なシステムを詰め込んでいることからか、本体の横幅は他のモデルと比較してやや大きめに設計されています。

筆者の環境でも、椅子の脚の配置が極端に狭い場所には入り込めない場面がありましたが、この幅広さは「一度の走行で清掃できる面積が広い」という効率性にも繋がっています。

フィルターもこの中に収納されている特殊なつくりでした。

実際に利用した感想

筆者が本機を利用してみて驚いたのが、ロボット掃除機へ本来的に求める「ゴミを吸い取る力」です。

1. 「ディープクリーン」モードの性能がすごい

ルンバ705Cには、繊維の奥に潜む目に見えないホコリまで徹底的に掻き出す「ディープクリーン」モードが搭載されています。

今回、105AEおよび505と並行して検証を行いましたが、その性能を実感できました。

検証内容: 同世代の105AEと505に順次清掃をさせた直後、仕上げとしてルンバ705Cを同じエリアで稼働させました。

すでに2台の高性能なロボットが清掃を終えた後であるにもかかわらず、ルンバ705Cのダストボックスには、それら2台が回収した合計量の倍以上のホコリやチリが溜まっていました。

ダストボックスの中身はこちら(お見苦しくすみません)

この結果からも、特に絨毯やカーペットラグを多く敷いている家庭においては、ルンバ705Cが提供する「深部の汚れまで取り除く能力」は他を圧倒しており、ぜひ本機をおすすめします。

2. 4段階クリーニングシステムの優位性

本機においても、アイロボット社の「数値以上の清掃結果」を追求する姿勢は徹底されています。

2本の「デュアルアクションブラシ」が床に密着し、浮かせたゴミを強力な気流で吸い込むという「4段階クリーニングシステム」が、この集塵力の根源です。

このゴム製デュアルアクションブラシは以前のモデルから採用されていましたが、床に密着になる形になることからか、特にカーペットや絨毯の家ではルンバ一択に感じるほどの集塵力でした。この点が個人的にルンバを選びたくなる最もポイントが高い点のひとつで、注目に値するポイントです。

2本のゴム製デュアルアクションブラシ

水拭きの新体験:ローラーモップによる「徹底的な拭き上げ」

ルンバ705Cの水拭きシステムは、従来のパッド式とは一線を画す「ローラーモップ」を採用しています。

このローラーモップはルンバ 105 Combo ロボットと比較しても水拭き掃除力が10倍とされており、毎分200回転で安定した圧力を加え、徹底した水拭き掃除を行われるとのこと。

実際に稼働させると、回転するローラーモップが水と共に床を磨き上げていく様子が分かります。

筆者が検証した際、フローリングに残っていた足の皮脂汚れやキッチンの微細な汚れまで、物理的なローラーの動きによって綺麗に拭き取られていました。

清掃後の床を歩くと、まるでワックスをかけた直後のようなサラサラとした質感を感じることができ、単なる「拭き」ではなく「磨き」の領域に達していると実感しました。

なお、このローラモップは可動することと、ローラーモップに覆い被さるように保護カバーがついているところが珍しいポイントです。

これにより、隅々まで磨き上げたり、カーペットが濡れるのをしっかり防いでくれます。

ローラモップの稼働の様子

インテリジェンス:PrecisionVision™ AI テクノロジーによる安心感

清掃能力だけでなく、ユーザーを「掃除前の片付け」という手間から解放する知能もトップクラスです。

家具はぶつかることなく、清掃してくれます。

また、搭載されたカメラとAIにより、床に落ちている小さな物体をリアルタイムで認識する「PrecisionVision™ AI テクノロジー」が非常に優秀です。

ロボット掃除機に対して抱く不満の一つに、「床に落ちているコードや小物を吸い込んで止まってしまう」というものがあります。

筆者も床がこういった類の小物が思わぬところに落ちていたりすることが多く、この点がロボット掃除機を利用する上で長年の課題でした。

ルンバ705Cはこの課題に対し、カメラとAIを駆使した高度な回避性能で応えています。

ロボット掃除機がよく絡まりやすい充電ケーブルやスリッパ、雑巾を床へ無造作に置きましたが、ルンバ705はそれらを「回避すべき障害物」として正確に認識しました。

また、これまでのモデルでは、ロボットを動かす前に床を完璧に片付ける必要がありましたが、本機であれば、多少の散らかりを許容したまま清掃を任せることができます。この「心理的負担の軽減」が、実用性が高いと感じる部分です。

この障害物は、マップ上でもパイロンのアイコンで表示してくれるので、次の清掃時に片付けたりその箇所だけ局所的にスティック掃除機をかけたりと、柔軟な清掃が可能です。

スマートホーム連携も充実(Matter対応!)

ルンバは元々、スマートホーム連携をかなり意識して作られていました。その点は、ルンバ705Cでも健在です。

Alexaなどの音声操作に対応しており、スマートフォンを取り出すことなく清掃を開始できます。

特に「部屋を指定して掃除ができる」機能は非常に重宝します。例えば「アレクサ、ルンバでキッチンを掃除して」と指示すれば、特定のエリアのみを清掃させることが可能です。

他社にはこの「音声で部屋を指定して清掃」できないものが多いため、ルンバの特権の一つです。

この「音声操作で部屋を指定して清掃」や「スケジュール機能」は、自宅でほかの家事をしている場合に家事のピークシフトをしたり、不在時に清掃してくれるので結果時短に大きくつながります。

加えて、本機はスマートホーム共通規格「Matter」に対応しています。

Matterに対応していると、Appleホームも含めた主要音声アシスタントメーカーのアプリに登録できるだけでなく、将来的なスマートホーム機器との連携も互換性を確保できるため、この面でもルンバ705Cを選ぶ価値があります。

なお、ルンバは現時点でも他のスマートホーム製品と組み合わせると、「外出時にエアコンや照明を消すのと合わせ清掃を開始」といった一括操作もできたりします。

このスマートホームの組み合わせが、時短や清掃漏れの防止にも有効なので、この点に興味があれば以下の記事もご参考ください。

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AutoEmpty 充電ステーションによるゴミ捨ての解放

付属の「AutoEmpty 充電ステーション」は、清掃完了ごとに本体のゴミを自動で吸い上げ、最大75日分を紙パックに密封します。

品質の高さ: 使用される紙パックは、0.7ミクロンの微細な粒子を99%封じ込める高性能フィルター仕様。

他社製品で散見されるような、ステーション吸い上げ時の埃漏れがなく、周辺の環境を極めてクリーンに保ちます。紙パックの取り出し時も口が自動で閉まるため、ゴミ捨ての瞬間にアレルゲンが舞い散る心配もありません。

なお、ダストボックスも汚水と清水タンクに分かれており、ロボット掃除機本体の汚れもここに吸い上げられます。

この汚水タンクの水を捨てるだけなので、掃除前後で手が汚してメンテナンスすることもなく、日々の清掃が楽になります。

他社と比較した時の安心感と基本品質

ロボット掃除機を選ぶ際、スペック数値以上に重要なのが「信頼性」です。

1. 老舗ブランドとしての安心感

アイロボット社はロボット掃除機のパイオニアであり、その蓄積されたデータとユーザーコミュニティの広さは随一です。

万が一の際のサポート体制も整っており、消耗品も入手しやすいため、長期間安心して使い続けることができます。

2. 細部まで徹底されたローカライズ

ロボット掃除機の中には、ロボットの音声案内が不自然な日本語(カタコトな話し方)であったり、アプリ内のフォントや表記に違和感があるものも見受けられます。

しかし、ルンバはしっかりと日本語化されており、日本のユーザーが直感的に使えるよう配慮されています。

3. 耐久性と基本品質

筆者の実体験としても、昔のモデルを長年利用してきましたが、壊れにくい印象を持っています。

筐体にはエントリーモデルながらブランドならではの高級感と重厚感があり、掃除機としての「吸う、動く、戻る」という基本動作の安定性が高いレベルにあります。

ゴミを吸い取る際のブラシの接地角度や、排気が床のホコリを舞い上げないような設計など、カタログスペックには現れにくい「基本品質の高さ」こそが、ルンバが選ばれ続けている理由に感じます。

上位モデルとしての妥協点

極めて完成度の高いルンバ705Cですが、導入にあたって以下の点は留意しておく必要があります。

左から、ルンバ705C,ルンバ505,ルンバ105です。ルンバ705Cが最も大型

パワフルな清掃システムを内蔵しているため、本体の幅が広めです。極端にタイトな隙間には入り込めないことがあります。

また、騒音も他の製品と比べて結構します。特にディープクリーンモードではその集塵性能の分騒音が大きいため、日中帯で利用するようにスケジュールしてください。

今回同時レビューした705C,505,105とのスペック比較表をまとめておきます。

スクロールできます
項目\品名Roomba 105 Combo ロボット + AutoEmpty 充電ステーションRoomba Plus 505 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーションRoomba Max 705 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーション
品番Y351260N185060X185060
JAN885155046383885155046154885155045805
無線通信Wi-Fi 2.4GHz帯Wi-Fi 2.4GHz帯/5GHz帯Wi-Fi 2.4GHz帯 / 5GHz帯
ルンバ本体サイズ(cm)33.6(奥行き)×33.5(幅)×10.4(高さ)35.7(奥行き)×35.1(幅)×10.6(高さ)37.2(奥行き)×36.6(幅)×10.5(高さ)
充電ステーションサイズ(cm)17.1 (奥行き) ×21.3 (幅) ×29.3 (高さ)45(奥行き)×31.5(幅)×47(高さ)45.6(奥行き)×43(幅)×43.2(高さ)
製品重量ロボット本体:約2.92kg
充電ステーション:約3.07㎏
ロボット本体:約4.3kg
充電ステーション:約6.3㎏
ロボット本体:約5.72kg
充電ステーション:約8.47kg
電源方式充電式リチウムイオン電池
(充電時間:約4時間)
充電式リチウムイオン電池
(充電時間:約4時間)
充電式リチウムイオン電池
(充電時間:約4時間)
セット内容ロボット本体、バッテリー(内蔵)、AutoEmpty 充電ステーション (電源コード一体型 / 紙パック装着済み)、パッドプレート、マイクロファイバーモップパッドx1ロボット本体、バッテリー(内蔵)、AutoWash 充電ステーション(紙パック装着済み+交換用紙パックx1)、電源コード、パッドプレート&モップパッドx1セット(2個)、交換用DualClean モップパッドx1セット(2枚)ロボット本体、バッテリー(内蔵)、AutoWash 充電ステーション(紙パック装着済み+交換用紙パックx1)、電源コード、交換用デュアルエッジクリーニングブラシx1セット、交換用フィルターx1、洗剤サンプル(30ml)、お手入れツール
掃除機がけ:メインブラシ毛とゴム製のシングルアクションブラシゴム製のシングルアクションブラシ2本のゴム製デュアルアクションブラシ
掃除機がけ:吸引力最大70倍※1最大70倍※3最大175倍※4
水拭き:モップパッドモップパッド
スマートスクラブ対応
モップパッド
スマートスクラブ対応
ローラーモップ
スマートスクラブ対応 / モップが壁際まで伸びて拭き掃除 /
清掃しながら本体で常時モップ洗浄
掃除機がけ/水拭きの切り替えパッドプレート着脱パッドリフト(10mm)ローラーモップリフトおよびローラーモップカバー
充電ステーション
自動ゴミ収集:最大75日分※2

自動ゴミ収集:最大75日分※2

自動ゴミ収集:最大75日分※2
自動給水 / モップパッドの自動洗浄/自動乾燥
(温風乾燥)

(温水洗浄 / 温風乾燥 / 専用洗剤の自動投入※5)
部分清掃 / 進入禁止/拭き掃除禁止エリアの設定
Dirt Detect™ テクノロジー
汚れを見つけて、走行回数を自動的に増やして清掃
マッピング / 物体認識ClearView™ LiDARClearView™ Pro LiDAR
PrecisionVision™ AI テクノロジー
(LiDAR+カメラ+LEDライト)
ClearView™ Pro LiDAR
PrecisionVision™ AI テクノロジー
(LiDAR+カメラ+LEDライト)

まとめ

ルンバ705Cは、ロボット掃除機の品質を最重視する方、特に「清掃の質に一切の妥協をしたくない方」にとって、最高峰の選択肢と言えます。

他モデルが清掃した後にすら、驚くほどのゴミを回収するその実力は、まさにルンバのブランド価値を象徴するものです。

単に床を動く機械ではなく、家中のホコリを根こそぎ取り除き、上質な空間を維持するための「頼れるパートナー」を求めているのであれば、ルンバ705Cはその期待に十二分に応えてくれるでしょう。

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