好きな家具や明かりに囲まれた部屋で、ゆっくり過ごしたい。家電も便利に使いたいけれど、部屋の雰囲気に合うかは気になります。ソファでひと息ついたときに、リモコンを取りに立たずに済むのもうれしいものです。
そんな一人ひとりの暮らしに寄り添うスマートホームの考え方が「ぬくもりデジタル」です。
木の温かみを楽しみながら家電を便利に使い、家族へのひと言も気軽に伝える。これまでのデジタル感が前面にあるスマートホームの概念を覆し、毎日の暮らしに「ぬくもり」と「つながり」が生まれることを大切にしています。
この「ぬくもりデジタル」は、mui Lab、SwitchBot、Nanoleafの3ブランドが連携し、こうした暮らしのあり方を提案しています。それぞれの製品を組み合わせながら、自分や家族に合う部屋づくりや使い方を考えられるのも魅力です。
この記事では、3社の製品を筆者の自宅に取り入れ、部屋の雰囲気や過ごし方がどう変わったかをご紹介します。
実際に使ってみると、木目の家電が家具によくなじみ、いつもの部屋がぐっと落ち着く空間になりました。ソファから立たずに家電を使えるのも楽で、取り入れてよかったと感じています。ご自宅の部屋づくりにも、ぜひ参考にしてみてください。
「ぬくもりデジタル」とは|見た目も使い方も、暮らしになじむ心地よさ
「ぬくもりデジタル」が目指すのは、天然木のmuiボードや木目調の照明・家電が、好きな家具やいつもの生活空間に自然となじむことです。
見た目の温かさに加え、家電を楽に使えたり、家族への伝言を残せたりすることで、過ごしやすさや人とのつながりも大切にしています。
ここでは「木目調インテリア」と「スマートホーム」の2つから、筆者の部屋で試したことをご紹介します。
木目調インテリア|照明や家電も、家具に合わせてそろえる
木目の家具が好きなら、照明や家電も同じ雰囲気で選んでみる。そうして揃えてみたところ、床やテレビボード、隣の壁につけた棚とよくなじみました。以前ここに別のものを飾っていたときは、ほかの家具から少し浮いて見えたので、この変化はうれしかったです。

夜は少し明るさを落として、暖かな色の明かりに。部屋に入ってソファへ向かうと、壁の照明や額に入った絵が目に入り、ほっと落ち着ける空間になりました。
スマートホーム|家電をつないで、くつろいだまま使えるように
家電をスマートフォンや声で使ったり、決めた時間に動かしたりできる家を「スマートホーム」と呼びます。たとえばSwitchBot ハブミニに対応するエアコンを登録すると、ハブがリモコンの代わりに赤外線で指示を伝え、スマートフォンから電源を入れられます。
筆者の自宅では、朝は空調やテレビ、照明が自動でつき、出かけたら消えるようにしました。ソファでくつろぐ時間は、音声アシスタントに話しかけて家電を使っています。一つずつリモコンを持ち替えたり、立ち上がったりしなくていい。使ってみると、それが思っていた以上に楽でした。
対応する製品なら、muiボードに触れて家電を使うこともできます。つなげられる家電や、明るさの調整などのできることは組み合わせによって違うので、自宅の製品に対応しているか確かめて選びましょう。
木目の照明や家電を、部屋に取り入れる
部屋に置く家電が増えると、家具に合うかどうかも気になるところです。ここでは、今回選んだ照明や家電を紹介しながら、見た目や使い勝手がどうだったかをお伝えします。
muiボード|天然木に触れて、家電の操作や家族への伝言を

muiボードの良い点は、木に触れながら、指で伝言を書けることです。文字を入力するためにスマートフォンを持つのとは違い、手に触れる木の感触が温かい。家族へのひと言を残すのにちょうどよく、書くこと自体も楽しく感じました。お子さんにも受けがよさそうです。
家電を操作する場所で、家族の伝言も受け取れる

muiボードは天然木でできていて、触れると文字やボタンのマークが現れます。そこから対応する照明をつけたり、スピーカーで音楽を流したりできます。
天気や予定を見る、タイマーやアラームをかけるといったこともでき、スマートフォンとの間で手書きや声のメッセージを送れます。

使い終わると表示が消え、木の板のような見た目に戻る

画面がずっと光っていないので、くつろぐ部屋にもよく合います。
スマートフォンでは、天気だけを見るつもりでも、ほかの情報につい目が向いてしまいます。muiボードは見える情報が少ないので、気が散りにくいと感じました。使い終わると文字が消え、画面がいつまでも光っていることもありません。木目の家具のそばに置いても、家電らしさがあまり気にならないところが好きです。
木に指で文字を書くのは、子どもにも楽しんでもらえそうです。対応する照明なら「明かりを変えるときは、ここを触ってね」と伝えられます。家族それぞれのスマートフォンに頼らず、みんなが使えるところにあるのもよいと思いました。
置くなら、家族がよく通る場所や、手が届きやすいところがよさそうです。出かける前に天気を見たいなら玄関の近く、伝言を残したいなら家族が集まるリビング、と考えると置き場所を選びやすくなります。
メーカーが違う家電も、対応する機器なら同じ場所から操作できる


muiボードにつなげられる製品には、SwitchBotの家電や、Philips Hueの照明、SONOSのスピーカーなどがあり、これらの操作が可能です。
今回部屋に設置したNanoleafの照明やSwitchBotのハブも、muiボードと連携させることで、一括で操作できます。
つなぐ際に別の機器が必要か、電源や明るさなど何を変えられるかも、合わせて確認しましょう。
SwitchBot|家具になじむ見た目で、毎日の家電操作を減らす
SwitchBotは、製品の種類がかなりありますので、個別にご紹介します。
ハブミニ 木目調で、今ある家電のリモコン操作をまとめる

SwitchBot ハブミニ 木目調があると、今使っているエアコンやテレビも、対応するものならスマートフォンから電源を入れたり切ったりできます。エアコンをつけるときも、テレビをつけるときも、それぞれのリモコンを持ち替えずに済みます。決まった時間に動くように設定しておけば、朝、順番に電源を入れていく必要もありません。
置く場所は、エアコンやテレビに赤外線が届くところを選びます。棚や壁の陰に隠すと届きにくくなるので、見えるところに置くことになりますが、木目調なら家具のそばでも浮いて見えにくいと感じました。

ただ、置いてみて困ったのはケーブルでした。家電の色が家具に合っていても、配線が見えると、どうしてもごちゃごちゃして見えます。観葉植物をそばに置いてみたところ、枝にケーブルが隠れ、あまり気にならなくなりました。
空気清浄機Tableを、スマートフォンや飲み物の置き場所に

SwitchBot 空気清浄機Tableは、上にものを置ける空気清浄機です。ソファのそばに置くと、飲み物やスマートフォンの置き場所になり、これが思いのほか重宝しました。明かりとワイヤレス充電の機能もあり、木目は明るいナチュラルと落ち着いたウォールナットから選べます。
空気がどれくらい汚れているかは、4色のライトで分かります。部屋の雰囲気に合わせて楽しむ明かりは10色から選べ、暗くなると明かりを消して静かに運転する機能もあります。テーブルをもう一つ置かなくても、ソファのそばに飲み物の置き場所ができるのはうれしいところです。


スマートサーキュレーターで、空気の流れまで心地よく

サーキュレーターは、風を送って部屋の空気を循環させる家電です。SwitchBotのスマートサーキュレーターは木目調で、控えめな明かりもついています。
使っている間は部屋に出しておくものなので、床や家具と色が合うのはうれしいところでした。

エアコンと一緒に使えば、冷たい空気や温かい空気を部屋の中に送れます。使ってみて楽だったのは、エアコンもサーキュレーターも空気清浄機も、スマートフォンや声で操作できることでした。ひとつ動かすたびに別のリモコンを手に取らなくていいので、ソファで休んでいるときにも助かっています。
玄関や壁の飾りにも、部屋になじむ製品を取り入れる
玄関のドアにも木目を合わせられます。SwitchBot ロックUltraには、明るい茶色、茶色、濃い茶色の3種類の木目調シールがあります。ドアに近い色を選べば、取りつけた部分だけが目立つのを抑えられます。
AIアートキャンバスは、飾る絵を変えられる額縁のような製品です。「E Ink」という電子ペーパーを使っていて、画面そのものが光らず、紙に描いた絵に近い見え方をします。季節や気分で絵を選び直せるので、同じ場所に飾っていても違った雰囲気を楽しめます。


筆者の部屋でも、このアートフレームが加わったことで、ソファへ向かう途中に見る壁が好きになりました。照明や隣の棚ともよく合っていて、以前よりおしゃれに見えます。毎日目に入るところだからこそ、気に入った眺めにできたことがうれしかったです。
Nanoleaf Elements|生活シーンを演出するおしゃれな壁飾り

Nanoleaf Elementsは、六角形のパネルを好きな形に並べて壁につける照明です。ぬくもりデジタルな空間を演出するのに最適な製品です。
木目のパネルと、やわらかな白い光を楽しむ



表面が木目調なので、明かりをつけていない昼間も、壁の飾りとして楽しめます。光の色は、温かみのある白から、すっきりした白まで変えられます。
照明をつけていなくとも、ウッドパネルのインテリアとしておしゃれに飾れるのも良い点。ライトをつけてイケてる・落ち着きのある空間を演出するのもよいですね。

時間帯や過ごし方に合わせて、明かりを変える


朝の決まった時間に明かりをつけたり、夜には暖かな色に変えたりできます。パネルに触れて使うほか、音楽のリズムに合わせて光を変える楽しみ方もあります。時間帯に合わせて色合いを変える機能があるので、朝と夜で違う明かりにしたいときにも使えます。
つける前は、光がギラギラしてかえって落ち着かない部屋になるかもしれないと思っていましたが、明るさを好みに合わせてみると、壁をほどよく照らしてくれます。思っていたような派手さはなく、家具の木目とも合っていたので、気持ちよく過ごせる空間がつくれました。
アプリでは、あらかじめ用意された光の色や動きを選べます。筆者が気に入ったのは、夜の暖かな色合い。いつもはなんとなく白い光を選んでいましたが、少し暗めの暖かい光にすると、同じ部屋でもずいぶん落ち着いて見えました。
パネルをどんな形に並べるかも、楽しみの一つです。壁に取りつける前に、同じ大きさの紙やマスキングテープで位置を決めておくと、テレビやソファと並んだ様子を想像しやすくなります。
家電を組み合わせると、一日の過ごし方はどう変わる?
「ぬくもりデジタル」を実際に取り入れてよかったのは、家電を一つずつ動かさなくてよくなったことと、一日のリズムをつくりやすくなったことです。ここからは、今回の体験において、朝起きてから出かけるまで、そして帰ってからの時間に、筆者がどう使っていたかをご紹介します。
朝|空調やテレビ、照明を自動で整え、一日を始める
朝は、決めた時間になると空調やテレビ、照明がつくようにしました。目覚まし代わりにもなるように、まとめて動く設定にしています。起きてからリモコンで一つずつ電源を入れなくていいのは、やはり楽です。


毎朝同じ時間に明かりがつき、テレビや空調も動き始めると、一日を始めやすくなりました。家電を使うことだけでなく、生活のリズムを整える助けにもなったのがよかったです。

muiボードなら、ちらっと目をやるだけで日付や天気が分かります。わざわざスマートフォンを開かなくていいので、ほかの情報に目が向くことも少なくなりました。
家族と出かける時間が違うときには、手書きでひと言残しておくのにもよさそうです。


日中|外出したら家電をオフに。家では手元の使いやすさを
出かけたときには、空調やテレビ、照明の電源が自動で切れるようにしています。使っているのは、スマートフォンの位置情報から、家を離れたことを判断する「ジオフェンス」という機能です。朝につけた家電を、外出に合わせて消すところまでできるようにしました。
昼間は、Nanoleaf Elementsの明かりを消したままでも気に入っています。木目のパネルが床やテレビボード、壁につけた棚とよく合うので、照明を使っていない間も壁が寂しく見えません。


ソファでくつろぐとき、飲み物やスマートフォンをすぐそばに置けるのは助かります。空気清浄機Tableを置いてからは、そのためのテーブルとしても使っています。対応するスマートフォンなら、天板に置いて充電もできます。

ロボット掃除機も、留守の時間に動くようにしておくと、家でくつろぐ時間に掃除が重なりません。予約できる機種なら、家族の予定に合わせて時刻を決めておくとよさそうです。

夜|暖かな明かりの中、ソファから動かずにくつろぐ
夜は、帰ってきたときに暖かな色の明かりで過ごせるようにしました。Nanoleaf Elementsを少し暗めにしてソファに座ると、気持ちが落ち着き、一日の仕事の疲れもやわらぐような気がします。いつもの白い明かりとは違う雰囲気で、ゆっくり休めるのがよかったです。

音声アシスタントとつないでからは、声で家電を操作できるようになりました。せっかくソファに座ったのに、また立ち上がらなくていい。エアコンやサーキュレーターを使いたいときも、そのままの姿勢で済むので、のんびりしたい夜にはとくにありがたく感じます。
muiボードも、そばにあると必要なときにちらっと見られます。スマートフォンを開いたときのように、あれこれ気になって見続けてしまうことが少ないのも、筆者には合っていました。


寝る前の使い方も考えられます。対応する照明や家電を一度に消せるようにしておけば、眠いときに一つずつ消して回らずに済みそうです。翌朝の家族に伝えたいことは、muiボードに書いておくのもよさそうです。

まとめ|木の温かみと、毎日の手間が減る心地よさを
ぬくもりデジタルを実際に生活へ取り入れてみて、いつもの部屋が前よりも好きになりました。床や家具と木目がそろい、夜は好みの明かりでゆっくり過ごせます。さらに、座ったまま家電を使えるようになったことで、ソファでくつろぐ時間も楽になりました。
朝になったら家電がつき、出かけたら消える。夜、帰ってきたら暖かな明かりの中で過ごす。こうした使い方が自分の毎日に合っていて、生活のリズムも整えやすくなったように思います。
部屋を好きな雰囲気にできたことも、家電ごとにリモコンを持ち替えなくてよくなったことも、どちらも使ってみてうれしかった点です。muiボードに触れて伝言を残したり、そばのテーブルに飲み物を置いたり。そうやってふだん通りに過ごしやすくなったことが一番よかったです。
初めからすべてをそろえなくても大丈夫です。「朝、エアコンをつけておいてほしい」「夜は座ったまま照明を変えたい」など、毎日ちょっと面倒に思っていることから選べます。
まずは、いつも過ごす部屋によく合うものを一つ。自分や家族が気に入って、無理なく使えるものを探してみてはいかがでしょうか。


