ニトリといえば家具やインテリアのイメージが強いですが、実はスマートホームというカテゴリーにも力を入れ始めています。「おねだん以上」なのは家具だけ、という先入観が裏切られる意外な展開に驚くかもしれません。
忙しい朝、家中を歩き回って照明やエアコンを消して回るのは、タイパを重視する私たちにとって、理想的な状態とは言えません。
毎日の家事の負担を少しでも軽くしたい共働き家庭にとって、アプリ一つで家電を一括管理できる仕組みはかかせない味方となってくれます。
今回は、ニトリのスマート家電4製品を使って、家電同士をつなぐことで生まれる、「時短の仕組み」をプロの視点でレビューします。


家事のわずらわしさを自動化し、すべてを家電に任せて時間を生み出すヒントを一緒に探っていきましょう。
- スマートリモコン・LED電球・温湿度センサー・スマートプラグを組み合わせて、家電操作を一括管理しやすい
- シーン設定やセンサー連携で、外出時の一括オフや空調管理などを自動化できる
- 家具やインテリアと合わせて、実店舗でサイズ感や質感を確認しやすい
- 消し忘れ防止、照明制御、消費電力量の可視化など、日々の時短につながる
- ラインアップは周辺デバイス中心で、スマート家電全体としては今後の拡充に期待したい


【ショートレビュー】生活を変えるニトリのスマート機器4選
今回の統合的なスマートホーム構築の核となる、主要な4製品をチェックしていきましょう。
① SRC01(スマートリモコン)


| 項目 | 詳細 |
| 品名 | スマートリモコン |
| 品番 | SRC01 |
| 外形寸法 | 幅66×奥行66×高さ37mm |
| 通信 | IEEE802.11b/g/n(2.4GHz帯) |
| 定格入力 | DC 5V/1A |
| 付属品 | Type-A/micro B USBコード(1m) |
SRC01は赤外線リモコンで動く家電をスマホに集約する、非常に頼もしいリモコンです。 古いエアコンやテレビも、これ一台で一括管理できるのは合理的。


筆者宅でも「帰宅前に先回りして冷房をつけておく」「外出時のエアコン消し忘れ防止」といった仕組み作りには、かかせないアイテムとなりました。
② SLB01(スマートLED電球)


| 項目 | 詳細 |
| 品名 | スマートLED電球 |
| 品番 | SLB01 |
| 口金サイズ | E26 |
| 寸法(約) | 全長115×最大径60mm |
| 質量 | 43g |
| 全光束 | 810lm |
| 付属品 | 本体、取扱説明書 |
照明の電球をSLB01に替えるだけで、光の演出を自動化できるタイパ照明です。 朝は爽やかに、夜はリラックスできる色味へ設定することで、生活リズムを自然に整えられます。


消し忘れの確認といったわずらわしさも、スマホ一つで解決できるのが嬉しいポイント。
ブルーやレッドなどのカラフルな照明で、子供といっしょにパーティー気分も楽しめました。
③ STH01(スマート温湿度センサー)


| 項目 | 詳細 |
| 品名 | スマート温湿度センサー |
| 品番 | STH01 |
| 外径寸法 | 56×56×23mm |
| 本体質量 | 約45g(※電池含まず) |
| 電源 | 単4電池×3個(※電池別売り) |
| 付属品 | 本体、取扱説明書 |
STH01はお部屋の環境を24時間「見える化」してくれる、スマートホームの「目」として機能します。 単に数値を計測するだけでなく、他のデバイスとつなぐことで真価を発揮する存在。
非常に小型なため、リビングのどこに置いても邪魔にならず温度・湿度の管理に役立ちます。


むだのない空調管理を徹底したい家庭にとって、かかせない必需品と言っても過言ではありません。
④ SP01(スマートプラグ)


| 項目 | 詳細 |
| 品名 | スマートプラグ |
| 品番 | SP01 |
| 外形寸法 | 36×70×46mm(ブレードを含む) |
| 本体質量 | 約60g |
| 定格出力 | 1500W(AC100V 15A) |
| 付属品 | 本体、取扱説明書 |
スマートプラグ「SP01」は、リモコン非対応のアナログ家電の電源をデジタルで制御したり、電気量を把握したりできるアイテムです。
筆者の家では、このプラグを空気清浄機の電源に使用しています。空気清浄機は24時間稼働が基本のため、頻繁な電源操作をおすすめしませんが、プラグを挟むことで消費電力量が可視化され、経済的な安心感が得られます。




さらに、就寝時などに稼働音がうるさすぎて気になるときは、布団の中から遠隔操作でサッとOFFにできるのも便利です。
【導入ガイド】最短ルートで整えるセットアップの流れ
製品の設定は3ステップと簡単。実際の流れを見てみましょう。


まずはスマホにニトリスマート家電を動かすための「HomeLink」アプリをインストールし、アカウントを作成します。「企業コード」や メールアドレスなどの登録を済ませ、デバイスを追加できる状態に整えてください。


製品をコンセントに差し込み、アプリの指示に従ってWi-Fi(2.4GHz)情報を入力します。 それぞれの製品を一つずつ丁寧に、クラウドへとつなぐ作業を進めていきましょう。


追加したデバイスに「リビングのエアコン」など、分かりやすい名前をつけます。 名前を明確にしておくと、後の一括管理や音声操作が非常にスムーズになるのがポイントです。
上記のように製品ひとつの手順は簡単ですが、4機種まとめて設定するなら1〜2時間ほど確保して、落ち着いて進めるのが正解。 将来のむだを省くための「先行投資」だと思って、一気に整えてしまいましょう。
【統合レビュー】4つを連携させて「勝手に動く家」を構築!
ニトリの機器を揃える最大のメリットは、個別の操作を超えた「連携」にあります。 アプリ上でデバイス同士をつなぐことで、家が自分の意志を持っているかのように自動で動き出すからです。
シーン連携で「いってきます」をワンタップ化


外出の際、照明を消し、エアコンを止め、プラグの電源を遮断する。 これらの動作を一括で完了させるのが「シーン設定」の役割です。
事前に外出時に電源をオフにしたい製品を登録。玄関でアプリの「いってきます」項目を一度タップするだけで、家中の電源管理がすべて完了します。



忙しい朝のちょっとしたイライラを解消し、むだな動きを徹底的に省けるのは、共働き家庭にとって大きなメリットです。
センサー連携でエアコンと照明を制御


温湿度センサー(STH01)とスマートリモコン(SRC01)を組み合わせれば、空調の自動管理が実現します。
「室温が28度を超えたら冷房を入れる」といった条件を組むことで、常に快適な環境をキープ。 また、日没に合わせて照明を点ける設定にすれば、防犯対策にもなり、暗い部屋に帰る寂しさも感じません。
GPS連携機能を活用すれば、自宅に近づくだけで家電の電源を自動でオンにする設定も可能です。 扉を開けた瞬間に理想の空間が整っているのは、忙しい毎日を過ごす私たちにとって、大きな癒やしとなってくれます。
声と手元で操る!Alexa・Apple Watch連携




さらに利便性を高めるなら、外部サービスとの連携もかかせないポイント。 「Alexa、おやすみ」の一言で寝室以外の電源をすべてオフにするなど、ハンズフリーの快適さは一度知ると戻れません。
Apple Watchと「ショートカット」アプリを活用すれば、スマホを取り出す手間すら省けます。 自分の理想とする「効率の良い暮らし」に合わせて、最適な仕組みを構築してみてください。
【活用例】ニトリの製品でつくる「時短の自動化」レシピ
その他、複数のデバイスを組み合わせることで、具体的にどのような時短が叶うのかを表にまとめました。
| シーン | トリガー(きっかけ) | 自動で動くアクション | メリット(効果) |
|---|---|---|---|
| 忙しい朝の起床 | 朝4時などの指定時刻 | 自動で照明(SLB01)が点灯 | 自然な目覚めを促し、朝活時間を確保 |
| 一括で外出準備 | スマホをワンタップ | 照明・エアコン・プラグを一括でオフ | 消し忘れの確認というわずらわしさをゼロに |
| 快適な帰宅 | GPSで自宅に接近 | エアコン(SRC01)と照明がオン | 帰宅した瞬間から、快適な空間を維持 |
| 深夜の節電 | 指定した深夜時間 | プラグ(SP01)の電源をオフ | 待機電力をカットし、家計の負担を軽減 |
| 空調の自動管理 | センサー(STH01)が28度を検知 | エアコンを自動で冷房運転 | 常に最適な環境を保ち、操作の手間を省く |



名も無い家事の負担を家電に分散させることで、心にゆとりが生まれますね!
ニトリスマートホームのメリット・デメリット
実際に導入して感じた、プロの視点でのメリットと今後の課題を整理しました。
家計の負担を最小限に抑えつつ、プロ仕様の高度な機能をまとめて導入できるコスパの高さは、まさに「おねだん以上」の価値。
初めてスマートホームに挑戦する家庭にとって、これほど心強い選択肢は他にありません。
家具やインテリアと合わせて、サイズ感や質感を確認できるのは、実店舗を持つニトリならではの強み。
ネット専売品とは違い、万が一の不具合や修理の際も、近隣の店舗で直接相談できる安心感があります。
正直な視点でお伝えすると、ニトリのスマート家電としてのラインアップは、現時点ではまだ限られています。
現在ニトリのスマートホーム機器は今回レビューした4製品のような、既存の家電を賢くつなぐ周辺デバイスが中心。
今後は、ニトリが得意とする大型家電や家具そのものが、すべて高度に自動化される展開を、待ち望んでいます。



今はまだ小ぶりな製品が中心ですが、将来的には家具と家電が完全に融合した『総合的なスマート化』に非常に期待しています。
まとめ:ニトリのスマートホーム機器はセット導入が正解
ニトリのスマートホーム機器は、単体で使うよりも、複数の家電を連携させてこそ真価を発揮します。 今回ご紹介した4製品を使い家電同士をつなぐことで、暮らし全体を自動でアップデートできるからです。
「自分でやらなくていいこと」を家電に任せるのは、決して手抜きではなく、合理的で賢い選択。 まずはこのニトリの4製品から始めて、自分と家族のための時間を豊かに作り出しましょう。


