Nature Remoシリーズは、スマートスピーカー発売初期の2017年からとても人気の高いスマートリモコンで、今でも日本のスマートホーム市場の中でも最高のプロダクトの一つです。

家電の遠隔操作・スマートスピーカーと連携して家電の音声操作・センサーを使った家電操作の自動化、全てがこの1台のデバイスで実現できます。
現在、そのシリーズの中でもフラグシップモデルにあたるのが、「Nature Remo 3」です。
そのNature Remo 3はどのようなことができるのか、関連ラインナップも含めその利用感をお届けします!


- 温度・湿度・照度・人感センサーを搭載し、細かい自動化が設定できる
- Alexa・Googleアシスタント・Siriと連携可能
- Bluetooth機器のハブとして機能し、外出先からも家電を操作できる
- 赤外線対応の家電(エアコン・テレビ・照明など)を一括管理できる
- Matterに対応していない(Nature Remo Lapisで対応)
- 対応連携製品がやや少ない
Nature Remo 3の特徴
Nature Remoシリーズは、今作が第3世代ですが、過去製品との違いはどこにあるのでしょうか?
それは、主に以下の3点です。
- 赤外線だけでなく、BLE(Bluetooth Low Energy)で通信する機器も操作可能に
- 人感センサーで「人がいる時」のトリガーが追加
- センサーの感度が向上
詳細は公式ブログでも解説されています。
特に1点目の「BLEで通信する機器が操作可能」というのが特徴的です。
例えばカーテンを操作できる「mornin’ Plus」について、この製品は古くから格安でカーテンをスマート化できる人気の製品であったものの、制御できるのはスマホからのみ。
Nature Remo 3は、このネットワークハブの役割を果たすため、Remo 3を経由してスマートスピーカーから音声操作が実現できるようになります。
加えて、Nature Remo 3のセンサーとアプリのオートメーションの機能を借りて、カーテン操作を自動化できるようになります。

当初はこのmonin’ plusが対応していましたが、今では複数の著名なスマートホーム製品との連携に対応しています。

他社と比べると若干対応状況は少ないように見えますが、抑えるべきところをしっかり抑えているといった印象です。特に大人気のSESAMEシリーズと連携可能であることは嬉しい方も多いのではないでしょうか。
これら製品をNature Remoのプラットフォーム上で操作できることで、アプリ・音声操作を一元管理したり、センサーによる連携もできることが大きいです。
Nature Remo 3 セットアップ
Nature Remoのセットアップをしていきます。
とはいっても基本アプリ画面の案内に従うのみなので、ここでは、注目の機能のみを紹介します。


ここからアプリの設定に移ります。
これより以前の世代では、Nature Remoを探すのに、一度「Nature Remoが発するSSIDに接続してからWi-Fi設定をする」形となっていました。
これは、Wi-Fi設定を都度行き来するため少し面倒だったのですが、今作からBluetoothが内蔵されていることにより、上記の設定が不要になっています。

これだけで、従来から3手順ほど減るため、初期設定が簡単になりました。
また、これまでRemoに登録した、リモコンデータを転送する新機能が搭載されています。

これまでは再登録が必要でしたが、それが不要に。これは既存のRemoユーザーにも嬉しい機能です!
また、家電の登録は、従来どおりテレビ・エアコン・照明なら電源ボタンを押すだけで、自動的にプリセットとマッチングします。

カーテン対応や人感センサーが目立つNature Remo 3ですが、実は初期設定周りが先述の通り改善されていて、より簡単にセットアップすることができるようになっています!
Nature Remoでスマートホームを作ってみた!
早速、Nature Remo 3を中心に、スマートホームを構築してみました!
ここでは、関連製品も含め実際に利用してみて、特に良いと感じた点を紹介していきます。
「便利」なスマートホームを作れる!
Nature Remoは、スマートリモコンであることから、以下のような操作に対応しています。
- スマートフォンで外出先から家電を遠隔操作
- スマートスピーカーから家電を音声操作
- センサーを活用した、家電の自動操作
なにより、リモコンをアプリ1つにひとまとめできることが最高です!

Nature Remoは、他社と比較しても音声アシスタントの連携に優れ、「アレクサ・Googleアシスタント・Siri」に全対応しているだけでなく、以下のような細かい操作にも対応しています。
例:Alexaの場合
| できること | 用例 | |
|---|---|---|
| テレビ | ・電源ON/OFF ・チャンネル変更 ・音量変更 ・局名指定 | ・アレクサ、テレビをつけて(消して) ・アレクサ、テレビを8チャンネルにして ・アレクサ、テレビの音量を3上げて(下げて・消音にして) ・アレクサ、フジテレビにして |
| エアコン | ・電源ON/OFF ・温度変更 ・モード変更 ・温度の確認 | ・アレクサ、エアコンをつけて(消して) ・アレクサ、エアコンを24℃にして ・アレクサ、エアコンを暖房(冷房/ドライ/自動/送風)にして ・アレクサ、部屋の温度は? |
| 照明 | ・電源ON/OFF ・調光 | ・アレクサ、照明をつけて(消して) ・アレクサ、照明を明るくして(暗くして) |
Nature Remoは、このAIアシスタントへの対応力が非常に優れているのが良い点です。
他の機能も含め随時アップデートしてくれるので、買い切りで終わりとならないのが良い点ですね。
また、オートメーションによって、自動操作で操作も可能です。

これによって、話しかける必要すらなく、家電操作を実現できちゃいます。
そんな万能製品:Nature Remo 3ですが、筆者がこれまで使ってきた中で、カンタンかつ便利な機能もご紹介。

このシーン機能は、音声アシスタント側のシーン機能と連動するので、「おやすみ」と言えば一括操作が可能です。




オートメーションは、帰宅前にエアコンがつけたりもできます。これは最高です!

今作から、人感センサーに「反応した時」のトリガーが使えるようになったため、これで家電操作をすることができます。非常に嬉しいポイント。

実際に使ってみた所、人感センサーはちょっとだけ動いても反応はしません。
この性質を利用して、「寝に入ったら(仕様上30分後に)家電をオフ」という自動化もできました。
このように、カンタン設定で様々便利操作ができるのが、Nature Remo 3導入の大きなメリットです。
何も意識しなくとも・ゴロゴロしながらでも何でも操作、捗ります。
「安全」にスマートホームができる
Nature Remoシリーズには、「Nature Remo E Lite」という製品があります。
これは、瞬時電力(リアルタイム変動)を計測することができ、電力を把握したり、センサーを使った自動化をするのに役立ちます。

スマホでサクッと見られるのでこれでも便利ですが、スマートホーム化の観点で言えば、もう一つ重要な使い道があります。
それは、家電の実際の動作を電力を通じて知ることができる、という点です。
例えば、外出先からエアコンやテレビを操作する場合、これまでのスマートリモコンでは、ボタンを押した先の実際の稼働状況を知る術がありませんでした。
しかし、Nature Remo Eシリーズがあれば、瞬時に電力計測されることから、電力の動きによって、家電がオンオフされたかわかります。





簡易的な仕組みですが、電力測定で稼働状況を監視できるだけでも、安心感がかなり変わります。
しかも、コンセントに挿しておくだけで、自宅の全ての電力が見える化。

また、人の安全という意味では、「防犯・見守り」でも使えるのが嬉しいです。
Nature Remo 3では、新たに「人感センサーがいる時」というトリガーを利用することが可能です。



「節電」にも貢献するデバイス
Nature Remoは、単に便利になるというだけではありません。家電を消すこともできるので、節電にも効果的を発揮します。
さらに、Remo E Liteと組み合わせれば、このマネジメントがしやすくなります。
アプリの「オートメーション」により、一定の電力となった時、スマホに通知する機能があります。

家電を登録しなくても保存、自宅の消費電力が設定した値を超えると、スマホに通知が来ます。
この操作を自動化することも可能です。

実際にこの仕組みを作り過ごしてみた感想としては、自動化するのが最高ですが、無理にそれをしなくとも、通知が飛んできたらリモアプリで家電をコントロールする、でも十分便利だと感じました。
ゴロゴロしながらスマホを触っている時でも、通知が来たらその場でエアコンの温度調節をしたり、使っていない家電を消したりできるのが嬉しいです。
また、カーテンとも連携できるので、それで調節することもできますね。
筆者はハムスターを飼っているのですが、温度管理に敏感な生き物なので、夏場は適温に保つために、常に冷房を掛ける必要があります。ただ、カーテンを開けっ放しにしていると、直射日光が入る影響で部屋が暑くなり、エアコンの動力が上がるんですよね。
この点、遮熱カーテンにしておいて、外出時だけ自動でカーテンを半分だけ締める…などといった仕組みを作れば、エアコンの動力が減り、節電効果があるのではと期待しています。
まとめ
Nature Remo 3は、「便利」「安全」「節電」という3つの軸で、日常生活をスマートにアップグレードしてくれるスマートリモコンです。
赤外線リモコン対応の家電はもちろん、BLE通信によってカーテン(mornin’ Plus)やスマートロック(SESAME)などとの連携も実現。Alexa・Googleアシスタント・Siriの全てに対応しているため、すでに持っているスマートスピーカーを問わず連携できるのが大きな強みでした。
設定はアプリの案内に従うだけでスムーズに行え、過去モデルからのデータ移行にも対応しているため、既存ユーザーへのアップグレードとしても申し分ありません。
Nature Remo E Liteと組み合わせれば、外出先からの家電操作が「実際にオフになったか」を電力でリアルタイム確認でき、安心感が大きく高まります。人感センサーを活用した防犯・見守りの仕組みも、アプリから手軽に構築できるのはNature Remo 3ならではの魅力です。
さらに、消し忘れ防止や電力超過時の通知・自動化により、節電効果も期待できます。ゴロゴロしながらでも手元のスマホ一つで全ての家電をコントロールできる体験は、一度慣れると手放せなくなるほど快適です。
はじめてスマートリモコンを導入する方にも、乗り換えを検討している方にも、自信を持っておすすめできる一台です。デザインの良さと機能性を高いレベルで両立しており、スマートホームの中核を担うデバイスとして長く活躍してくれるでしょう。