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【イベントレポート】日々の暮らしをスマート照明でアップデート!QOL向上必須アイテムPhilips Hueの新製品発表&体験イベントレポート!

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2026年2月25日に、スマート照明「Philips Hue」の『新製品紹介&製品体験ワークショップ~Phips Hueで暮らしをアップデート~』が行われました。今回はそのイベントの様子をレポートいたします。

イベントの舞台は、『リノベる。表参道本社ショールーム』。ショールームの設計をスマートホームに最適化し、「らしい暮らし」をオーダーリノベーションで叶えるだけでなく、スマートホームでパーソナライズし、アップデートできる提案をしているショールームです。

Philips Hueは、オランダに本社を置き、世界70か国で販売されているスマート照明のグローバルリーディングカンパニーのシグニファイが製造・販売しています。日本では、2013年9月に販売を開始し、ラインナップも年々増えています。照明の種類やアプリでの設定のきめ細やかさはUIもUXもよく、テレビやゲームと連動するカラー電球としてのイメージを持つ方も多いですが、日常生活で使うことで、1日の体内時計を整えてくれたり、くつろげるシーンになったりと、日常の暮らしを支えてくれる使い方から、エンターテイメントの非日常的な使い方まで幅広い体験が可能です。

リノベるは当協会の代表理事を務め、リノベーションのショールームを2018年以降スマートホーム化しています。シグニファイジャパンさんも、当協会の設立時理事企業として関わっていただいていた企業です。

目次

Philips Hueで暮らしをアップデート|新製品&アップデート情報 2026年最新まとめ

新製品と直近のアップデート

まず最初に、コンシューマー事業部長の岩下氏より、Philips Hueの概要と、新製品の特徴の説明がありました。

1. これまでの歩みとAI機能の搭載

2013年の日本発売以来、日本の住宅事情に合わせたE17電球や、工事不要でコンセントから使える製品を拡充し、高い安定性と光の質でプレミアムな地位を確立しました。スマートホームデバイスではなく、プロの照明メーカーとして、徹底した技術と品質追及。今回、新たにAI機能が搭載され、「Hueで暮らしをアップデート」というメッセージを掲げています。

2. 既存製品のアップグレード

主力のE26・E17電球が進化し、調光を0.2%まで下げられるようになりました。これにより、常夜灯(豆電球)レベルの暗さを実現しています。フルカラー電球は、従来モデルや一般的なカラーLED照明は「2000K~6500K(ケルビン)」程度でしたが、最新のフルカラーモデルでは「1000K~20000K」まで表現可能になりました。これにより、「より自然界の太陽光に近い表現」が室内でも表現できるようになりました。

出典:シグニファイジャパン説明資料より

実際に製品デモで明るさの表現の違いを見ることができました。以下の写真の中央の2球が新モデルの1000K~20000Kで、両端の旧モデルは最大ケルビン6500K、中央の新モデルの2球は最大ケルビン20000Kで、日中の青空をより忠実に再現しているのがわかります。

左から、フルカラーE26電球の旧型、フルカラーE26電球の新モデル(2025年秋発売)、フルカラーE17電球の新モデル、フルカラーE17電球の旧モデル。3つ目のフルカラーE17電球が今回発表された新製品。新モデルは日中の自然光の青白い光を再現。

同様に最低ケルビンの比較もデモ展示で見ることができました。ケルビンの低さは、夕焼けの色表現がどれくらいできるかとイメージするとわかりやすいですが、新モデルは深い朱色のような真っ赤な夕焼け空を表現できるようになっています。旧モデルは赤さが出せずに暖色(電球色)が限度です。

左から、フルカラーE26電球の旧型、フルカラーE26電球の新モデル(2025年秋発売)、フルカラーE17電球の新モデル、フルカラーE17電球の旧モデル。

3. 新製品の紹介

• ウォールウォッシャー: コンセントに挿すだけで壁面を美しく照らし、手軽に空間を演出できます。

• Hue ブリッジ Pro: 接続上限がライト150台、アクセサリー50台へと大幅に増加し、従来有線LANでの接続が必須でしたが、無線LANでのWi-Fi接続にも対応しました。この機器が、空間センシングや高度な映像シンクロなどのAI機能を利用するための基盤となります。

出典:シグニファイジャパン説明資料より

• トワイライト: 夏発売予定の睡眠サポート用照明です。ベッドサイドに適した超低調光が可能で、ワンタップで徐々に暗くなり自然な入眠を促します。

4. 新機能「空間マッピング」

アプリからスマートフォンのカメラを起動し、部屋のHueライトの配置を読み取る(デバイスごとの信号で品番を特定する)ことで、室内全体の光のバランスを最適化する機能です。以下スライドを見ると、個別の照明デバイス(スライドではライトリボンなどの長さのある照明)ごとに、シーンのグラデーションを個別に表現していますが、空間マッピングをすると、空間の上下で色が統一された美しいグラデーション(夕焼けや朝焼けのシーンなど)を自動で作り出すことが可能になり、部屋全体の統一感が出せるようになります。

これは、ライトリボンだけではなく、天井にスポットライトやダウンライトとしてHue電球を使っていて、足元にフロアライトやポータブル照明を使っている場合でも、空間全体の上下でグラデーションになるように整えてくれます。

従来は照明デバイスごとに1つのシーンを表現しており、バラバラなグラデーションだったが、空間にある照明全体でこ1つのシーンを表現できるようになる。出典:シグニファイジャパン説明資料より

ここでご紹介した、すでに発売されている新製品のいくつかは、COLUMNページでも紹介しています。

Philips Hueの強みと今後の展望

続いて、シグニファイシンガポール アジア中東アフリカエリアのマーケティング統括マネージャー、アディティヤ氏からも説明がありました。

1. Hueの通信技術と強固なセキュリティ

Hueは「Zigbee」という通信方式を採用しており、機器同士をメッシュネットワークで繋ぐことで、工事不要かつ極めて安定した通信を実現しています。また、個人が特定できないデータのみを独立したサーバーで管理しており、高いセキュリティとプライバシー保護を約束しています。

2. ユーザーに提供する4つの価値

出典:シグニファイジャパン説明資料より
  1. 雰囲気作り(アンビエンス):映画鑑賞や食事など、日常のあらゆるシーンに合わせて最適な光の環境を簡単に作ることができます。
  2.  睡眠・健康サポート(ウェルビーイング): 睡眠が短い日本人に向け、入眠時に徐々に暗くしたり、起床時に太陽光のような光で自然な目覚めを促したりして、体内時計を整えるサポートをします。
  3. 安心感と利便性: 帰宅時や部屋の移動時に自動で点灯することで、暗い部屋に入る不安を解消します。これにはAIを活用した空間センシング機能が活かされています。
  4. エンターテイメントの拡張: テレビの映像や音楽と照明の色をシンクロさせ、没入感を劇的に高める「サラウンド照明」体験を提供します。

3. F1メルセデスチームとのパートナーシップ

F1のメルセデスAMGチームと提携し、世界各地を転戦するドライバーの時差ボケ対策やパフォーマンス向上のため、各施設にHueを導入し活用しています。

4. 日本市場に向けた今後の展望

海外では、シーリングライトや屋外用ライトなど、ラインナップが非常に豊富です。質疑応答では、日本独自の取り付け規格に対応したシーリングライトの開発・導入を検討しているとお話しがありました。日本の住環境はシーリングライトが主流なので、発売が心待ちにされます。また、新しい「ブリッジ Pro」のAI機能を活かし、上下で色を統一する空間マッピング機能や、スポーツ中継と連動して盛り上がりを演出する機能など、革新的なアップデートを順次提供していく予定です。

暮らしのシーン体験会

イベント後半は、ショールームの各エリアでのユースケースを体験する時間となりました。

玄関・トイレで「センサー連動と時間帯調整」

まずは玄関から。「センサー連動と時間帯調整」がキーワードです。帰宅したら玄関ドアにマグネットで取りつけているモーションセンサーがドアの開閉や人の動きを検知して反応し、指定した電球が指定した明るさで点灯します。日中帰宅した際は温白色で明るめに、帰宅時にはくつろぎやすい暖色系で点灯するといった使い方が可能です。また、トイレでもモーションセンサーによる点灯デモを行いました。例えば0:00から7:00までは夜間照明の明るさで点灯する、最終検知見地から3分で消灯するなどの細かい設定が可能で、これにより「夜中にトイレに起きたときに、眩しくないように暗めの設定にする」といった細かな調整が可能になります。

キッチンや洗面室で「ゾーン機能とハンズフリー調色」

キッチンでは用途に合わせた「調色」と「ゾーン機能」を体験しました。

 料理中は手元が見やすい白っぽい光、食事やリラックスする時は暖色系の光など、シーンに応じた調光を体験いただきました。

 複数のライトをアプリ上で仮想グループにまとめる「ゾーン機能」を使えば、「キッチンの手前側だけを点ける」といった操作も可能です。スマートスピーカーを併用すれば、手が汚れていても「キッチンを点けて/消して」といったハンズフリー操作も可能です。また、壁スイッチまで行かずとも、手元に置いておける「ダイヤルスイッチ」や「ディマースイッチ」などのアクセサリーを使えば、子供でも簡単に明るさ調整が可能です。

 また、洗面室では、メイクや作業をするときには肌や汚れが見やすい白色系など、目的に合わせて照明の調色(色温度)を自由に変更可能です。また、防水対応のポータブル照明(Hue Go テーブルランプ)も使い勝手の良いポイントとして紹介されました。

アプリでゾーン調整を説明する様子

寝室ではオートメーションで睡眠サポート

 Hueの特徴の一つですが、オートメーションによる睡眠サポートです。就寝時間に合わせて徐々に暗くして自動消灯したり、起床時間に合わせて太陽光のように徐々に明るくしたりするオートメーション機能が紹介されました。また、新製品のベッドサイド照明「トワイライト」は、本体のボタンから寝室全体のHue照明を一括操作したり、トワイライト本体の表と裏の光源を別々にコントロールしたりできる点が特徴です。

また、照明のない場所にも、突っ張り棒の原理でDRAW A LINEを使ってHueを活用することも可能です。(写真左側の柱の前の製品)

ダイニングをアップデート

ダイニングには、Hueライトガイドを4種類展示しました。2025年9月に『Philips Hue × Ampoule』コラボレーション照明『Ligh’(リフ)1灯ペンダントライト』がこのライトガイド専用のペンダント器具としてコラボ発表されました。

通常の照明器具だと、電球の根元の部分が露出してしまいますが、このペンダントライトはその根元の部分を拡張して隠し、電球部分のみを露出することができるようになっています。先ほどのDRAW A LINEも含め、意匠照明としてのHueの活用ができる製品になっています。

リビングで映像とのシンクロが今までにない没入体験を

リビングのテレビ周りには、テレビ裏専用のライトリボンやフロアライトによる滑らかなグラデーション照明を配置しています。この原理は、「SyncBox(8K映像対応)」というHue製品とテレビをHDMIケーブルでつなぎ、テレビの画面の色をSyncBoxを経由してHueライトに拡張しています。テレビの右側に配置しているフロアライトは、テレビの右側の色を拡張、左側は同様に画面の左側を拡張します。

 これらを使って、テレビの映像やゲームと照明が連動するシンクロ機能がデモされました。画面の色彩に合わせて部屋中のライトがリアルタイムに変化し、圧倒的な没入感を演出します。反応の強さや明るさもアプリで好みに調整できます。

 ホワイトグラデーションは昼光色から電球色で、集中しやすかったり、くつろぎやすい雰囲気を演出できますが、カラー照明やグラデーションライトがあると、日常が非日常になり、よりHueの照明体験ができるようになります。

2026年上半期発売予定の新製品

Hue トワイライトベッドサイドライト

従来の電球やポータブル照明、フロアライト等は、製品単体でのコントロールしかできませんでしたが、このトワイライトは本体に光源が2か所あり、それぞれ別のシーン設定が可能です。また、本体にあるボタンの機能が進化し、①アプリで、おいている室内の他の電球をグループ設定し、本体のボタンで一括コントロールが可能です。また、②ワンタッチでスリープモードを起動して、例えばボタンを押して①で設定したグループのライトが15分後に自然に消灯する、といった機能がついています。①②それぞれ事前にアプリで設定は必要ですが、より生活に寄り添うチューニングができるよう用になっており、使い勝手がよい製品になっていると感じました。

出典:シグニファイジャパン説明資料より

まとめ:スマート照明を活用したQOLの向上

スマート照明の可能性

 今回のイベントは、改めてHueの強みや良さを再認識できる機会となりました。グローバルではスマート照明の最大シェアを誇る照明メーカーだからこそ提供できる品質や技術を体感することができました。

 今までも十分多機能なスマート照明でしたが、AIを搭載したブリッジProにより、イベント内でもデモンストレーションを行いましたが、Hue電球が3つあれば、人感センサーを使わずとも人の動きによるZigbee(Hueで採用している通信方式)の揺らぎを検知して点灯してくれる(空間センシング機能)など、さらに暮らしに寄り添う機能が出てきています。

 また、その機能が私たちの暮らしの中で、私たちのウェルネスを支えてくれる「睡眠サポート機能」が強化されたことも良いニュースだと感じました。日本人は睡眠時間が足りないといわれていますが、経済協力開発機構(OECD)の調査によると、加盟国33か国の中で、日本人の平均睡眠時間は最下位で「不眠大国」や「睡眠負債大国」と言われているそうです。だからこそ、生活の基盤である住宅・住まいがもっと快適で居心地の良い空間になることは、私たちにとってよいことです。

スマートホームとしての拡張性

 スマート照明単体だけで使うことはもちろん、温湿度計センサーを搭載したスマートリモコンとセットで、以下のようなことも実現できます。

  • 一定の温度を越えたら/下回ったら自動で冷房/暖房をつける
  • 一定の湿度を下回ったら、特定の電球が赤く光って教えてくれる

スマートスピーカーとの連携により、アプリで操作するだけでなく、手が離せないときに音声で操作もできます。

  • アレクサ、電気(ライト/照明)点けて/消して
  • アレクサ、キッチンを白くして(白色系の色に調色)
  • アレクサ、キッチン消して(キッチンの電気だけを消す)
  • アレクサ、リビングを100%にして(明るさ=調光を最大に)

自分のライフスタイルに合わせて、スマートホームで室内環境を整えることができ、私たちのQOLを向上させてくれることにつながります。

スマート照明の住宅実装に対する期待

わたしたちユーザーが、後付けでスマートホーム化することも可能ですが、物理的に電球交換ができない住宅も多くあります。設計の段階からスマート照明の計画をしておくことで、器具選定などの電気計画も最適化されます。

 照明は、サーカディアンリズムが人体に与える影響はもちろん、住まい手にとって暮らしやすい環境を作ってくれるわかりやすい「設備」です。美術館や飲食店など、照明効果による体験の向上は、住宅でも再現できる手段で、集合住宅や戸建てのファサードやエントランス、玄関回りは意匠的な照明が施されることも多いですが、住戸内のスマート照明の普及も、コストなどのハードルはありますが、業界としても取り組んでいく必要のあるトピックではないかと感じています。

スマートホーム機器が連動する体験できる場所が少ない現状ですが、今後もこういったイベントなどを活用して、よりよい使い方、暮らし方をお伝えしていきたいと思います。

Nature公式サイトより引用
Nature
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