2026年3月、鈴鹿サーキットで開催されたF1日本グランプリ。世界中のファンが熱狂したこの一戦を、単なる「視聴」ではなく「体験」として楽しむ方法をご存知でしょうか。
本記事では、メルセデスAMG・ペトロナスF1チームのオフィシャルパートナーであるシグニファイ(Signify)のスマート照明「Philips Hue(フィリップス ヒュー)」と「Philips Hue Play HDMI Sync Box(以下Sync Box)」を活用し、自宅をサーキットへ変貌させる次世代の観戦術を解説します。

Philips Hueとは?
皆さんは「スマートホーム」と聞くと何をイメージしますか?日本では、AmazonやGoogle、Appleの「スマートスピーカー」や「スマートディスプレイ」、リモコン操作する家電をスマホで操作できるようにする「スマートリモコン」が有名ですが、今注目を集めているのは光で空間を演出する「スマート照明」です。
オランダに本社を置く照明メーカーSignify(シグニファイ)が展開するPhilips Hueは、2013年の日本上陸以来、照明専門メーカーならではの圧倒的な品質と安定性で、ユーザーの支持を得てきました。電球型やリボンタイプの製品に加え、インテリア性のある製品など多岐にわたるラインナップを展開しています。単なる「便利な照明」ではなく、日々の暮らしやエンタメの質を高めるデバイスとして、Amazonや楽天などのECサイトの他、家電量販店でも取り扱いが拡大しています。


Philips Hue×メルセデスAMG・ペトロナスF1チームが変えるファン体験
2026年シーズンで3月現在コントラクターズ首位を走る「メルセデスAMG・ペトロナスF1チーム」とパートナーシップを結んでおり、鈴鹿グランプリでは、初めてPhilips Hueのブランドロゴがマシンのコックピットに刻まれました。


世界で8億人以上いるとされるF1は、年間を通して開催されるスポーツとしてはNBAを上回る世界最大規模のファンの数とのこと。全24戦が世界各国で繰り広げられますが、F1ファンの殆どは自宅から観戦しています。この膨大な数のファンに対し、サーキットの興奮をダイレクトに届けるのが、Philips Hue独自のエンターテインメント技術です。
Philips Hueは、単なる遠隔操作が可能なスマート照明に留まりません。他社にはないユニークなエンターテインメント専用デバイス「Philips Hue Play HDMI Sync Box」の存在が、世界中のファンの観戦体験を劇的に進化させます。
Sync Boxは、自宅のPhilips Hueカラー照明を連動させ、圧倒的な『サラウンド・ライティング体験』を実現します。テレビとHDMI接続することで、中継映像をリアルタイムで照明に同期。画面内の光を部屋全体へと拡張します。これにより、これまでの「画面を眺めるだけ」の観戦が、映像の世界に溶け込むような没入体験へと変わります。サーキットの興奮がデジタルと光の力でダイレクトに届き、リビングを瞬時にイマーシブな空間へと塗り替えてくれるのです。
SignifyとメルセデスAMG PETRONAS F1チームのコラボレーションは、テクノロジーへの情熱と限界に挑む姿勢が生んだシナジーであり、この革新的な観戦体験の基盤となっています。
Sync Boxが実現する「光のサラウンド」と「イマーシブ体験」
今回、筆者は2026年3月に行われた鈴鹿グランプリの前に、自宅で観戦に向けた予習をしました。Sync Boxを使ったイマーシブ空間の環境構築に使ったPhilips Hueのデバイスをご紹介します。

- Hue Bridge Pro (レビュー記事はこちら)
- Philips Hue Play HDMI シンクボックス
- フルカラー電球1,100lm(レビュー記事はこちら)
- グラデーション ライトリボン
- TVライトリボン 55~60インチ
- Hue テーブルランプ
- Hue フロアライト
- Hue ライトチューブ
- Hue Play ウォールウォッシャー(レビュー記事はこちら)
- Hue Festavia ボール型屋外ストリング ライト(レビュー記事はこちら)
Sync Boxは、まさにエンタメ専用の司令塔です。テレビとHDMI接続することで、中継映像をリアルタイムで解析し、最大10個のHueライトとミリ秒単位で同期させ、マシンが画面を左から右へ駆け抜ける際、光も動きを追うように走り、リビングがサーキットの一部になったかのような体験を味わえます。
音響におけるサラウンドシステムが耳から没入感を与えるように、Philips Hueは視覚から圧倒的な没入感を生み出す「サラウンド・ライティング」と言えるでしょう。
設定はすべてアプリから行います。Sync Boxに連携させたいカラー電球(ホワイトグラデーションなどでは色の再現ができないので、カラー電球を連携させます)。テレビ画面のどの場所の色を再現するかの設定をするため、それぞれの電球がテレビに対してどこにあるか、x軸(横位置)、y軸(縦位置・高さ)を直感的に設定します。以前は専用の「Hue Sync」アプリでの設定が必要でしたが、現在はPhilips Hueアプリに機能が統合されていて設定が楽になりました。

同期モードも好みの設定が可能です。「ビデオ」や「ゲーム」では、画面の光を拡張し、「ミュージック」では、実況中継の抑揚や、マシンのエンジン音、観客の感性などの音の強度に合わせて照明が連動します。光の強さや抑揚、繊細な表現などは自分の好みにカスタマイズも可能です。
- 同期モード:「ビデオ」「ミュージック」「ゲーム」の3つから選択可能です。F1なら「ビデオ」が最適です。
- 強度(Intensity): 画面の色の変化を大きく表現するか優しく表現するか4段階から選べます。「激しい(Extreme)」に設定すれば、鈴鹿のS字での急激な色の変化にも遅延なく追従し、ドライバーの視覚的負荷を疑似体験できます。
- 明るさ:スライドバーで任意の明るさに調整できます。

最新のカラー電球では、明るさも0.2%と微かな明るさまで調整でき、自然光に限りなく近いカラー表現ができるようになっています。

鈴鹿GP観戦に向けてモチベーションを上げる

Sync Boxの準備が整ったら、脳を「鈴鹿モード」へ切り替えるために、Netflixの「栄光のグランプリ」で昨シーズンのメルセデスチームのドラマを改めてインプットしたり、2026シーズンの第1戦のオーストラリア、第2戦の中国グランプリのアーカイブをF1 TVで観て、鈴鹿GPに向けてテンションを上げました。
F1の中継やドキュメンタリーは画面の切り替えがめまぐるしく、レースの緊張感やスピード感が光の拡張により体験できます。Sync Boxを通した光は、私たちのリビングを時速300kmの世界へと変化させてくれます。チームカラーが拡張され、壁一面に色が広がるシーンは鳥肌モノです。
なお、Sync Boxは光の拡張を楽しむものなので、なるべく暗い環境で観ることをお薦めします。筆者宅では、音の臨場感も高めるため、SONOS BEAMで少し大き目の音量で臨場感あるエンジン音や実況も楽しんでいます。
直近の中国GPでは、F1ドライバー2年目の19歳、キミ・アントネッリが初優勝を飾り、ジョージ・ラッセルも2位フィニッシュと、最高の状態で鈴鹿GPを迎えるので非常に楽しみです。


まとめ|映像と光がつなぐ、次世代のF1観戦スタイル
F1は「テクノロジー」と「人」が融合するスポーツです。Philips Hueがもたらすこの視聴スタイルは、まさに現代のF1の楽しみ方を象徴しています。
Philips Hueで自室を彩ることは、贅沢かもしれませんが、それに比例する観戦体験を享受できます。チームやドライバーの情熱に、自分自身の感覚をシンクロさせる「新しいスポーツの楽しみ方」を是非皆さんも体験してみてください。
最後に補足ですが、アプリには、カラー照明用の「シーンギャラリー」がたくさん用意されています。実はこのシーンギャラリーの一番下に、「レースの日」というカテゴリがあって、「鈴鹿」というシーンがあります。



Sync Boxによる没入観戦の模様をご覧ください。
シグニファイオフィシャルチャンネルの動画もSync Boxの楽しさを満喫できます。
なお、マシンに「Philips Hue」ロゴが掲載されるのは、鈴鹿GPを皮切りに、6レースありますので、是非ウォッチしてみてください。
- マイアミ(5月1日~3日)
- モナコ(6月5日~7日)
- ベルギー(7月17日~19日)
- ザントフォールト(8月21日~23日)
- モンツァ(9月4日~6日)
- マドリード(9月11日~13日)
これ以外のレースではSignifyロゴが掲出されます。Signifyロゴは、マシンを横から見たときに前輪の後ろにある空力パーツ側面にも掲出されています。
最後に、シグニファイとメルセデスの担当者コメントをご紹介します。
シグニファイ社 – ジョン・スミス(Hue担当エグゼクティブ・バイスプレジデント)
「多くのF1ファンにとって、レース当日は自宅で過ごす時間です。友人たちとソファに座り、テレビを大音量でつけ、皆でスタートまでのカウントダウンを楽しみます。Philips Hueがあれば、そうした瞬間は画面の中だけに留まりません。スタート前の緊張感から、重要な場面のエネルギーまで、部屋全体があなたと共に反応します。今シーズン、メルセデスAMGペトロナスF1チームのマシンにPhilips Hueが搭載された7レースは、私たちがそうした瞬間をどのように捉え、F1の熱狂を家庭での照明体験にどのように反映させているかを象徴しています。」
サム・オブライエン、メルセデスAMGペトロナスF1チーム デザイン責任者
「F1には、ファンが心から共感できる瞬間が数多くあります。そして、デザインは、その体験と、その背景にある環境の両方を形作る上で重要な役割を果たしています。Signifyとの協業は、マシンに施された照明やデザインの革新だけにとどまりません。パフォーマンス、ウェルビーイング、そしてチームが活動する空間をサポートするために、照明とデザインの革新を活用し、ファンがどこで観戦していても、意義深い体験を創造することを目指しています。」
後編では、予選・決勝をサラウンド・ライティング環境で観戦する模様と、環境セッティングや各デバイスの紹介、その環境を一声で整えてくれるAmazon Echoシリーズや、Alexa(アレクサ)アプリでの連携操作などをご紹介します。
【ご参考YouTube】
Signify x Mercedes-AMG PETRONAS F1 Team Playlist
https://youtube.com/playlist?list=PLj9hU1O4UB02gTBCBpTp7f9irBr-NXTpz&si=uJ06cRVvbhd4Soo4
Philips Hue YouTube
https://www.youtube.com/@PhilipsHueofficial/featured
