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Aladdin Connector 2 レビュー|ゲーム機やレコーダーの無線接続が可能!前作よりも性能・使い勝手も大幅進化

照明一体型3in1プロジェクターとして、家庭でのホームシアター体験を劇的に変えた「Aladdin X(アラジン エックス)」シリーズ。

天井に設置するため場所を取らず、映画やテレビ番組、独自のキッズ向けコンテンツなどを大画面で楽しめることから、私も初代モデルから長く愛用しています。

しかし、照明一体型3in1プロジェクターという独自の構造ゆえに、長年ユーザーを悩ませてきた「弱点」がありました。それは、一般的なプロジェクターなら当たり前にできる「HDMIケーブルによる外部機器の接続」が難しい点です。

天井にありHDMIポートもないため、直接接続できない

ゲーム機(Nintendo SwitchやPlayStation 5など)やBlu-rayレコーダーを接続したくても、天井のライトまで数メートルのHDMIケーブルを這わせるわけにはいきません。

この物理的な制約を「ワイヤレスHDMI」という技術で解消したのが、専用周辺機器の「Aladdin Connector(アラジン コネクター)」です。

Aladdin Connector 2が中継機になり、無線接続が可能となる

そして今回、前作で課題となっていた通信性能や使い勝手を大幅に向上させた後継機、「Aladdin Connector 2」が登場しました。

本記事では、Aladdin Connector 2を実際に使用してわかった進化点や、ゲーム・映画鑑賞における実力を詳しくレビューします。

本記事はメーカーであるXGIMI社より製品を貸与いただき、執筆しています。

目次

Aladdin Connector 2の特徴と進化したポイント

通常、プロジェクターでゲーム機やレコーダーの映像を映すには、本体の背面などにあるHDMIポートに直接ケーブルを差し込みます。

しかし、Aladdin Xシリーズ(旧popIn Aladdin)は天井の引掛シーリングに設置されているため、ケーブルを繋ぐことが物理的に困難です。

「大画面でゲームを遊びたい」「手持ちのBlu-rayディスクを鑑賞したい」というニーズに応えるため、HDMIの信号をWi-Fi経由で飛ばし、天井のプロジェクターへ転送するのが本製品の役割です。

基本スペックの比較

Aladdin Connector 2 実機

前作から進化したポイントを中心に、スペックを確認してみましょう。

項目スペック
通信帯域2.4GHz / 5GHz
通信規格Wi-Fi 6 対応
最高解像度1920×1080(フルHD) @ 60fps / 4K対応(※一部機種)
最小遅延約0.1秒(実測値)
送信端子 / 電源端子HDMI / USB-C
サイズ幅 72.7mm × 高さ 19.2mm × 奥行 72.7mm
重量約150g
価格(税込)18,800円
側面にHDMIポートとUSB Type-Cポートを搭載。

本製品は一般的なワイヤレスHDMI機器の相場帯である、18,800円と比較的導入しやすい価格帯に設定されています。

さらに、チップセットメーカーと2ヶ月間にわたる共同開発を行い、独自のチューニングを施すことで、無線接続に伴う「遅延」と「映像の安定性」を突き詰めたとされています。

Aladdin Connector 2 実機レビュー

ここからは、実際に使用して感じた使用感を「ゲーム」「映像」「操作性」の3つの観点から深掘りしていきます。

ゲームモードの搭載で「遊べる」幅が広がった

今作における最大の改善点は、ゲームプレイ時の快適性です。

前作のAladdin Connectorも画期的な製品でしたが、唯一の弱点が「映像の遅延(タイムラグ)」と「フレームレート」でした。

前作の仕様では最大35fps(※1)という制限があり、例えば『スプラトゥーン3』のような動きの激しいゲームでは、画面の滑らかさが物足りず、操作と画面の動きにズレを感じることがありました。

Aladdin Connector 2をNintendo Switch 2に接続し、スプラトゥーン3をプレイ。

筆者も以前、前作について「シビアな操作を求める対戦ゲームには向かない」と感じていました。

しかし、Aladdin Connector 2では、1080p/60Hz(※2)に対応し、さらに低遅延を重視した「ゲームモード」が搭載されています。これにより、そこまで遅延が少なく比較的快適にプレイできるようになりました。

『桃太郎電鉄(桃鉄)』や『あつまれ どうぶつの森』といったカジュアルゲームの場合は、ボタン入力のタイミングがシビアでないゲームであれば、遅延を意識することなく、快適にプレイできます。

Aladdin Connector 2をNintendo Switch 2に接続し、桃鉄をプレイ

また、対戦型ゲーム・アクションゲームの場合、スペック上の最小遅延は約0.1秒(100ms)です。

これは60fpsの映像でいうと約6フレーム分に相当します。

格闘ゲームなどのガチ勢の方は、この数値が何を意味するか想像がつくでしょう。コンマ数秒を争う本格的なオンライン対戦や、判定の厳しい音ゲーには、正直なところまだ一歩及びません。これはワイヤレスHDMIの仕様上どうしようもない部分です。

同時並行でレビューした同社のホームプロジェクター「XGIMI HORIZON 20」と比較すると、ワンテンポ操作が遅く、スプラトゥーン3をプレイした際にキャラコンがやや重たく感じました。

しかし、家族や友人といわゆる「エンジョイ勢」として楽しむ分には、前作よりも格段に操作しやすくなっています。キャラクターのコントロールやエイム(狙い)のしやすさが向上しており、無線接続という条件下では健闘していると感じます。

※1:fps(フレームレート)

1秒間に表示される画像の枚数のこと。数値が高いほど映像が滑らかに見えます。

※2:Hz(リフレッシュレート)

ディスプレイが1秒間に画面を更新する回数。

シネマモードで映画やBlu-rayがより美しく

最近は動画配信サービスが主流ですが、ジブリ作品や特定のアーティストのライブ映像など、依然としてBlu-rayやDVDなどの「物理メディア」でしか視聴できない名作も多く存在します。

Aladdin Connector 2をレコーダーに接続し、新機能の「シネマモード」で視聴したところ、映像が非常に鮮やかに再現されました。

シネマモードで接続
映像の階調が豊かで左右の樹木も黒潰れが少なかった。これにより、映画や動画視聴を綺麗な映像で楽しめた。

また、今作からは4K映像の入力にも対応しています。

現在販売されているAladdinシリーズのなかで、超短焦点プロジェクターの「Aladdin Marca Max(アラジン マルカ マックス)」などの4K対応モデルと組み合わせれば、ワイヤレスでありながら高精細な映像体験が可能です。

Aladdin X2 PlusなどのフルHDモデルで視聴する場合は、解像度はフルHD(1080p)に最適化されます。

4K出力に対応しているNitendo Switch 2を接続しても1080P@60Hz。これは出力するAladdin X2 Plusの解像度が最大1080Pのため。

リビングに据え置き型のMarca Max、寝室にシーリングライト型のX2 Plusを設置している家庭なら、このConnector 2一つで、どちらの部屋でもワイヤレス接続の恩恵を存分に受けることができます。

セットアップと接続が簡単に

初代モデルで地味にストレスだったのが、スマートフォンの専用アプリを立ち上げて接続操作をしなければならなかった点です。

この点、Aladdin Connector 2では、プロジェクター側のアプリ(Connector❷と記載のあるアプリ)を開くと、デバイスが自動的に検出されるようになっています。

その検出したデバイスをクリックし、「画面転送の開始」をするだけで、接続した機器の投影することができます。

こちらの専用アプリを選択。
初期設定でAladdin Connector 2を自動的に検出。

さらにAladdin Connector 2では、「HDMIプラグ&プレイ」に対応しました。これは、接続したゲーム機やレコーダーの電源を入れると、プロジェクター側がそれを自動検知して画面を切り替えてくれる機能です。

電源を入れると自動的に画面転送が開始される。アプリを立ち上げる手間がないのが楽。

設定画面で「自動接続」をオンにしておけば、まさに有線接続のような感覚で使い始めることができます。日常的な使い勝手において大きな進化です。

Wi-Fi 6対応による通信の安定化

本製品は最新の通信規格である「Wi-Fi 6」に対応しています。

Wi-Fi 6には、従来の規格(Wi-Fi 5)と比較して以下のようなメリットがあります。

  • 高速通信: 大容量のデータもスムーズに転送可能。
  • 混信に強い: 自宅内で多くのスマホやPCが繋がっていても、通信が途切れにくい。
  • 低遅延: データの送受信タイミングを最適化し、タイムラグを抑制。

初代Aladdin Connectorは、通信エラーになることもありましたが、本作ではそれが抑えられているように感じます。(チップセットの共同開発もあるので、必ずしもWi-Fiだけではないと思いますが。)

4K映像のような重いデータを取り扱う際や、周囲に電波干渉が多い環境(集合住宅など)において、この規格への対応は通信の安定性に大きく寄与しています。

スペック上の向上だけでなく、実際に映像がカクついたり途切れたりする頻度が減ったことは、ストレスのない視聴体験に繋がっています。

まとめ:Aladdin Connector 2は買いか?

Aladdin Connector 2は、初代モデルでユーザーが感じていた「遅延」や「接続の手間」という課題を多く解決した製品と言えます。

最後に、本製品のメリットとデメリットをまとめます。

メリット

  • ケーブルレスの解放感: 天井のプロジェクターに一切配線せず、好きな場所にゲーム機を置ける。
  • 60fps対応とゲームモード: 前作よりも映像が滑らかになり、プレイの快適性が大幅に向上。
  • 自動接続機能: HDMI機器の電源を入れるだけで即座に投影される手軽さ。
  • 4K対応とWi-Fi 6: 将来的な拡張性や、通信の安定性が確保されている。

デメリット・注意点

  • 0.1秒の壁: 格闘ゲームやFPSのオンライン対戦など、極限のレスポンスを求める用途には不向き。
  • ネットワーク環境への依存: 自宅のWi-Fiルーターの性能や設置場所により、通信品質が左右されることがある。

Aladdin Xシリーズの愛用者にとって、「HDMI機器を接続できない」という問題は、この製品の導入でほぼ解決すると言えます。

ガチガチの競技用ゲーム機として使うには仕様上難しい部分もあるかもしれませんが、家族で集まって大画面でゲームを楽しんだり、お気に入りの映画を最高の画質で鑑賞したりするには十分すぎる性能です。

特に、前作の動作に不満を感じていた方や、これからAladdin Xシリーズを導入しようと考えている方にとって、Aladdin Connector 2は必須のパートナーと言えるアイテムです。

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