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AirPods 5 レビュー|さらに向上したノイズキャンセリングの効き目と聴き心地!旧型AirPods 3・4、Proとも比較し気づいた完成度の高さ

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手のひらに収まるAirPods 5のケース。筆者はワイヤレス充電ケース付きモデルを購入しました。

ワイヤレス充電ケース付きAirPods 5を購入しましたのでレビューします。

筆者は、AirPodsシリーズを愛用しており、歴代のモデルはほぼすべて買い揃えてきました。もはやコレクションと化しています。。

上段は左がAirPods Pro 3、右がAirPods Pro 2。下段は左がAirPods 5、右がAirPods 4です。
上段は左がAirPods Pro 3、右がAirPods Pro 2。下段は左がAirPods 5、右がAirPods 4です。

AirPods 3を使っていたときに耳をふさがない着け心地を気に入っていましたが、電車で聴くならノイズキャンセリングも欲しい。それが、AirPods 4(ANC搭載)でその不満が解消され、今回の5では音の聴きやすさとANCの安定感がもう一歩良くなったと感じます。

今回は、そんなAirPods 5について、過去モデルやProとの比較を踏まえ詳細をレビューしていきたいと思います。

目次

スペック比較

AirPods 3にはなかったANCが4の上位モデルに加わり、5では2モデルとも使えるようになりました。筆者が使っているワイヤレス充電ケース付きの5は、本体での音量調整にも対応します。旧型やProシリーズとの違いを先に整理します。

まずは、AirPods 5の2モデルとAirPods 4(ANC搭載)の比較です。5の価格差は4,000円で、音量操作・充電方法・公称再生時間に違いがあります。

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項目AirPods 5ワイヤレス充電ケース付きAirPods 5AirPods 4(ANC搭載)
Apple販売価格23,800円27,800円—
耳への装着イヤーチップなしイヤーチップなしイヤーチップなし
ANC・外部音取り込み・適応型オーディオ対応対応対応
軸で音量スワイプ非対応対応非対応
ケースの充電USB-CUSB-C、Apple Watch充電器、QiUSB-C、Apple Watch充電器、Qi
ケースの「探す」用スピーカーなしありあり
本体の公称再生時間(ANCオン)最大4時間最大5時間最大4時間
ケース込みの公称再生時間(ANCオン)最大20時間最大22時間最大20時間
防塵・耐汗耐水IP57IP57IP54

ワイヤレス充電ケース付きの5は、USB-Cに加えてApple Watch充電器やQi充電器にも対応します。「探す」からケースのスピーカーを鳴らせるのも、このモデルだけです。

通常版との4,000円差は、音量調整とこうしたケースの機能を使うかで考えると分かりやすいと思います。

ANCオンの公称連続再生時間は、通常版が最大4時間、ワイヤレス充電ケース付きが最大5時間です。Pro 3は最大8時間、Pro 2のUSB-C版は最大6時間なので、長い移動で外さずに使いたい人はこの差にも注意してください。

また、4のANC搭載モデルから選び直すなら、ワイヤレス充電ケース付きの5が機能を引き継ぐ選択肢です。通常版の5でもANCは使えますが、ケースのワイヤレス充電と探索音は使えません。AirPods 5の仕様/AirPods 4(ANC搭載)の仕様。

Proシリーズとの大きな違いは、耳を密閉するイヤーチップの有無です。表のPro 2は2023年発売のUSB-Cケース版です。

左下がAirPods Pro 3、右上がAirPods 5。5はイヤーチップなし、Pro 3はイヤーチップ付きです。
左下がAirPods Pro 3、右上がAirPods 5。5はイヤーチップなし、Pro 3はイヤーチップ付きです。
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項目AirPods 5 ワイヤレス充電ケース付きAirPods Pro 3AirPods Pro 2(USB-Cケース)
Apple販売価格27,800円42,800円現行販売なし
耳への装着イヤーチップなしイヤーチップ5サイズイヤーチップ4サイズ
ANC・外部音取り込み・適応型オーディオ対応対応対応
軸で音量スワイプ対応対応対応
ケースの充電USB-C、Apple Watch充電器、QiUSB-C、MagSafe、Apple Watch充電器、QiUSB-C、MagSafe、Apple Watch充電器、Qi
ケースの「探す」用スピーカーありありあり
本体の公称再生時間(ANCオン)最大5時間最大8時間最大6時間
ケース込みの公称再生時間(ANCオン)最大22時間最大24時間最大30時間
防塵・耐汗耐水IP57IP57IP54

Pro 3はANCオンで最大8時間の連続再生に対応し、心拍数センサーや聴覚の健康に関わる機能も備えます。価格はワイヤレス充電ケース付きAirPods 5より15,000円高い42,800円。(2026年10月時点)

Pro 2にはLightningケース版もあるため、手持ち品と比べるときはケース底面の端子も確認してください。

AirPods 5 レビュー

筆者がAirPods 5で気に入ったのは、楽に着けていられるのに、電車でも音楽や人の声を聴きやすいことです。ここからは装着感、ANC、音質の感想を中心に紹介します。操作や端末連携、充電はまだ十分に試せていないため、機能の紹介にとどめます。

手のひらに収まるAirPods 5のケース。筆者はワイヤレス充電ケース付きモデルを購入しました。
手のひらに収まるAirPods 5のケース。筆者はワイヤレス充電ケース付きモデルを購入しました。

耳をふさがない。この楽さがやっぱり好き

AirPods 3のレビューでも、気に入った点は長く着けたときの楽さでした。カナル型のように耳栓をする感覚がなく、仕事中にも使いやすいと感じました。5でも、その耳をふさがない楽さは変わりません。

カナル型を長く着けると疲れを感じますが、AirPods 5では耳が痛くなることも、歩いていてずれることもありませんでした。普段使いの着け心地なら、AirPods Pro 3より5が好きです。

耳元を近くで見た装着例。本体と軸の収まり方が分かります。
耳元を近くで見た装着例。本体と軸の収まり方が分かります。

形は4とほぼ同じです。ただ、スピーカー周辺の耳に当たる部分がほんのわずかに丸く感じられ、耳に入れたときの収まりがよくなったように感じました。耳に当たる黒いメッシュ(開口部)の向きや角度がわずかに調整されているようです。

左がAirPods 5、右がAirPods 4。耳に当たる側を並べました。筆者が感じた収まり方の違いは、ごくわずかです。
左がAirPods 5、右がAirPods 4。耳に当たる側を並べました。筆者が感じた収まり方の違いは、ごくわずかです。

3で欲しかったANC。4で加わり、5で安定感が増した

AirPods 3は快適でしたが、周りの音もそのまま入ってきます。その際はカフェの会話が聞こえることや、電車で落ち着いて音楽を聴くにはANCが欲しいなと思っていました。着け心地が好きだからこそ、そこが惜しかったのです。

AirPods 4のANC搭載モデルでは、耳をふさがないまま電車の低い走行音を抑えられるようになりました。4の時点でも、ノイズキャンセリングは十分に優秀だと感じています。

5では、走行中の「サーッ」という雑音も少し薄くなった印象です。アナウンスは普通に聞こえるので、周囲が無音になるわけではありません。それでも、YouTubeやAudibleの声がはっきり聞こえ、通勤時間を勉強に使えるのは大きな良さです。

駅のホームでAirPods 5を着けて音声を聴いている様子。
駅のホームでAirPods 5を着けて、電車を待ちながら聴いている様子。

もう一つ違いを感じたのが、歩いているときでした。4では雑音が入ったり消えたりと、ANCの効き方が少し揺れることがありました。5ではそれがほとんど気にならず、安定して聴けます。

3から4のような機能の大きな変化ではなく、4の良さが5で磨かれた感覚です。筆者には「耳をふさがないのに、しっかり聴ける」イヤホンとして、完成度が増したように感じられました。

一方、電車内でもできるだけ静かに音楽を聴きたいなら、Pro 3の方がANCは強く感じます。4から5で静けさが劇的に変わったわけではないので、4に満足している人が急いで買い替えるほどの差とは感じません。

なお、外部音取り込み、適応型オーディオ、会話感知ももちろん使えます。特に外部音取り込みはもともとインナーイヤー型(開放型)のAirPods 5なだけあって、装着していても違和感なく外の音が聞こえます。移動中に音楽を聞きながらも、フラっと入ったお店で店員さんとちょっとした会話をしたり。そういったこともストレスなくできるのが良い点です。

高音が刺さりにくく、音楽に入り込みやすい

ANCをオンにして聴くと、5は4より音楽に入り込みやすく感じました。特に違いが分かりやすかったのが、Dolby Atmosのクラシック音源です。弦楽器の響きに深みがあり、コンサートホールで聴くような広がりを楽しめました。

メタルを聴いたときにも差があります。4はハイハットがシャリシャリと、やや刺さるように聞こえるのに対し、5はそれが抑えられている印象です。高音がただ弱くなったというより、細かな音を聴き取れるまま、耳当たりが良くなった印象でした。

駅でiPhoneを手に音楽を聴く場面。再生画面と耳元の装着状態を一緒に写しています。

J-popのボーカル(≒中音域)は、どちらも明瞭です。5は低音にわずかな深みがあり、高音も刺さりを抑えながら聞こえます。耳をふさがないイヤホンとしては、低音も十分に楽しめました。

ただ、Pro 3と比べると5は少し平面的です。Pro 3では音が前後左右のどこにあるかを、よりはっきり感じられました。音の位置や広がりまでじっくり楽しむならPro 3に良さがありますが、耳をふさがないまま、音の細部まで楽しめるのが気に入りました。

本体で音量を変えられるのは、うれしい追加

5のワイヤレス充電ケース付きモデルは、軸を上下になぞる音量調整に対応します。4のANC搭載モデルにはなかった操作で、iPhoneを取り出さずに音量を変えられる仕組みです。通常版の5にはありません。

再生・一時停止は軸を押す操作で、長押しではANCなどのリスニングモードを切り替えられます。スマホの画面を触る代わりに、耳元で操作できる形です。

AirPods 5の主な操作を一覧にしました。音量のスワイプ以外は、通常版とワイヤレス充電ケース付きで共通です。

項目操作
再生・一時停止軸を1回押す
次の曲へ軸を2回押す
前の曲へ軸を3回押す
ノイズキャンセリング・外部音取り込みなどの切り替え軸を長押し
音量を上げる・下げる軸を上下にスワイプ(ワイヤレス充電ケース付きのみ)
電話に出る・消音/消音解除軸を1回押す
通話を終える軸を2回押す
Siriに「はい」「いいえ」で答えるうなずく/首を横に振る
iPhoneのカメラでシャッターを切る軸を1回押す(リモート操作)
ライブ翻訳を始める左右の軸を同時に長押し(対応iPhoneと設定が必要)

iPhoneだけでなく、iPadやMac、Apple Watchでも使える

iPhoneの近くでケースを開くと、接続の案内が表示されます。同じApple Accountで使うiPadやMacとの自動切り替えにも対応し、音楽や動画を聴く端末を変えて使えるのもAirPodsシリーズの良さです。Appleの接続案内。

筆者としては、特にApple Watchと同期がしやすいのが気に入っています。バッグに入れているとき、ランニングしているときなど、スマホを取り出しづらいときや持たないときにApple Watchでサクッと音楽を聴くことが多いのですが、通常のワイヤレスイヤホンだとApple Watchの小さい画面でBluetoothの接続をしなければならないのが面倒なところ、AirPods 5であればOSレベル(iCloud)ですぐにペアリングすることができるためです。

普段iPhoneやiPad、Macを使っているため、この接続切り替えがしやすいのは筆者にとって非常に嬉しいポイント。

加えて、ワイヤレス充電ケース付きAirPods 5は、USB-Cや一般的なワイヤレス充電のみならず、Apple Watchの充電器にも対応しているのが大きい点。生活の中で地味に重宝する点で、Apple Watchの充電器が他のデバイスの給電ができる点も大きいなと。

また、対応するiPhoneと組み合わせたライブ翻訳もできたり、会話感知・通話ももちろん可能。オープンイヤー型のイヤホンは世の中にたくさんありますが、周辺機器も含めて考えたときに、Appleだからこそ選ぶ価値がありますね。

レビューまとめ

AirPods 3で好きだった、耳をふさがない楽さ。4で加わったANC。5はその組み合わせを引き継ぎながら、歩行中のANCの安定感や、音の聴きやすさが増したと感じるイヤホンでした。

4からの変化は小さめですが、通勤中に声が聞き取りやすく、好きな音楽にも浸れます。より強いANCや音の定位を求めるならPro 3が合いますが、筆者は日常の着け心地では5を選びたくなります。

おすすめできる人
  • 耳をふさがず、長く楽に着けていたい人
  • AirPods 3の着け心地は好きでも、ANCが欲しかった人
  • 通勤中の音声も、好きな音楽も楽しみたい人
おすすめしにくい人
  • AirPods 4(ANC搭載)に十分満足している人
  • 周囲の音をより強く抑えたい人(AirPods Pro 3がおすすめ)

耳をふさぐ疲れは避けたい。それでも、音はしっかり楽しみたい。AirPods 5は、筆者にとってその両方を満たしてくれるイヤホンでした。

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